大島恵真(おおしま・えま)の日記

児童文学作家・大島恵真の著作、近況を紹介します。
絵本作家・大島理惠の「いろえんぴつの鳥絵日記」もこちらです。

新年は明るいニュースで

2011年01月10日 | イラスト(水彩)
といってもわたしのことではなく、
各地の児童養護施設へのタイガーマスクさんからの贈り物のことです。
素直に、心が明るくなりました。
わたしは今回のことを、以下のように推測しました。
最初の人は、施設で育って社会に出た人じゃないのかなあ。
施設というのは18歳になったら出なくてはいけないらしいので、
社会に一人で出て行くときに、社会に助け合える仲間がいるんだよ、
と思わせてもらえることは、希望になるんじゃないかなあと。
(施設にいる当事者の子たちに聞いてみないと、どうだかわかりませんが)

いろいろ思う事もありますが、
(子どものほしいのはランドセルよりも家庭では、とか)
以前、友人がいいコメントを残してくれたのですが、
子どもは特定の大人と愛着関係を結ぶのがよいらしいので、
みんなが、実親や里親のもとで暮らせたらいちばんと思うけど
現実にはそうじゃないから施設で暮らす子はいるし、
まだ里親のもとで暮らせる子は少ないらしいし、
児童養護施設で年末年始を迎える子どもたちがいるということを
わたし自身、考えていつも思い出すことができます。

特定の大人との信頼関係について。
わたしは親元で育ったので一緒にしては失礼ですが、
わたしは家庭でなにかを学んだ覚えはたぶんなく、
人として大切なことは社会で学びました。
会社の人たち、仕事相手の人、結婚相手とその親族の方がた、友人などなど、
いまでも教えられっぱなしです。
それでも、特定の大人との関係は大切だと思います。
わたしは、結婚して、中年になってから、親との関係を築くことができました。
子どもの頃は両親に期待していなかったから、
何も言えなかったし何もしてもらえなかったけど、
反発はいつもしていたし、それは甘えさせてもらっていたということでもあるし、
いまでは「お母さんもっと母親らしくしてよ」とかも老親に平気で言ってますし
そういうことを言って
受け止めてくれる人(変わってはくれないけど(笑))の存在は、
血がつながっていてもいなくても、ありがたいです。

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