大島恵真(おおしま・えま)の日記

児童文学作家・大島恵真の著作、近況を紹介します。
絵本作家・大島理惠の「いろえんぴつの鳥絵日記」もこちらです。

チョウたちの羽化

2008年11月18日 | スケッチブック
※イラストは、『凹んだって、だいじょうぶ』(岸本葉子編著/清流出版)より

だんだん紅葉も美しくなって
初冬らしくなってきましたね。

これから冬!というのに、庭では、キチョウの4つのさなぎががんばり中。
No.1ちゃんは、もう18日も経っているのに、羽化のきざしがありません。
寄生バチとかハエにやられたのかなー? それとも、寒いから??

この秋夏は、ヤマトシジミ、ムラサキシジミが羽化し、
そしていま、キチョウの黄緑色のさなぎが、ハギの枝にぶらさがっています。

ムラサキシジミも、1匹の幼虫が、寄生バチにやられてしまいました。
朝、飼育しているビンをのぞくと、ビンの口に、小さな繭がついていました。
幼虫は幼虫で、葉っぱの上にいます。
この繭みたいなものは、どこから・・・?
しばらく、繭と、生きている幼虫の関係が、よくわかりませんでした。
しらべたら、幼虫の体のなかで寄生バチが育ち、
体から出てきて、外で繭をつくるということでした。
寄生された幼虫は、その後3日間生きて、死んでしまいました~。かわいそうでしたね。
繭のほうは、合成繊維でできたみたいなきれいなレモン色で、
アオムシコマユバチと呼ばれているらしいです。

今年は、ヤマトシジミでも2回、朝さなぎを見に行くと、
さなぎが半分になっていて、そばに見知らぬツヤツヤの茶色の繭が・・・。
もの言わぬチョウはかなしいな、とおもったのでした。

それでも、ムラサキシジミは、過去3年のうち最多の4羽が、
とても大きなチョウになって羽化してくれました!
キチョウちゃんたちも、がんばって~!

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