しんかしたいか（後編）

 

 

	（承前） 「進化のツボは、ここにあるんだ。いいか、押すぞ」 「はい、お願いします！」
	ぐぐっ
	「わわっ！？　し、しまった～ッ」
	「間違えて、退化のツボを押してしまったあああ！」
	「ええッ！？」
	おむさんは退化して、植物になってしまった。 「うわっ、何て姿に」 「先生、何とかして～ッ！」
	「す、すまん！」 「早く助けて下さいよッ！」
	「お前のことはいつまでも忘れないよ……」 「進化のツボを押せばいいでしょ～ッ！？」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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しんかしたいか（前編）

 

	おかか先生は、このところツボ押しに凝っている。 「ふふふふ。遂に、進化のツボを発見したぞ」
	「身をもって証明して見せよう」 ぐぐっ
	ぐっ……ぐぐぐ……
	ばばーん！！
	「ひゃっほ～！　やったぞ～ッ！　二足歩行に進化したぞ！」
	「す、すごいッ」
	「先生、僕にも！　進化のツボを押して下さい！」
	「うむ。よかろう」 （つづく）

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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