穴ならいくらでもある

2009年10月11日 16時12分00秒 | B地点 おかか

 

 

今日はなんだか、おむさんの表情が暗い。
なにやら、とんでもない失敗をしてしまったらしいのだ。
「参ったなあ……」
「恥ずかしいなあ……」
「おい。一体どうしたんだね?」
「聞かないで下さい! 恥ずかしくて堪らないんですから」
「そ、そうか。すまん」
「ああ……」
がばっ
「ああ、恥ずかしいっ」
「穴があったら入りたいよ……」
「つらそうだなあ」
「……よ~し」
「ほら、ここに穴があるぞ!」
「この穴に入れ、この穴に」
「特別サービスで入れてやるぞ~っ」
「……」
「ん、いやか?」
「そうか……」
「私の口の穴に入るのは、いやなのかーっ!」
にこっ
「じゃ、こっちの穴に入るかーっ?」
くすくす
「……どうだい? 少しは気持がほぐれたかい?」
「はい。先生、ありがとう」
「わけを話します。聞いて下さい……」