平凡な雨の日が素晴らしい 2009年10月02日 17時26分00秒 | B地点 おむ 「おかか先生、雨宿りしましょう」 「うむ」 「たいした降りでもないが……」 「橋の下にいたほうがいいですよ」 「でも、ちょっと暗いですね」 「もう夕方だしな」 「……濡れた地面を歩いたんで、足が綺麗になっちゃいました」 「ここはさすがに地面が乾いてるな」 「あ~、いい気持だ」 「しばらくノンビリするか」 「ふふ。そうですね」 しとしと しとしと しとしと 「……おい、退屈だなあ」 「……退屈ですねえ」 「そろそろ食事の時間ですけど」 「雨は上がりましたか?」 「うん、もう降ってないよ」 「じゃ、メシを喰いに行くか?」 「行きましょう」「うむ」 「おい見ろ、草に付いた雨粒が綺麗だぞ」 「水たまりも綺麗だ。あ、まだ傘を差してる人がいる」 「……雨上がりって、なんとなく嬉しくなりますね」 「さあ、早くおいで」「は~い」