おかか先生は、時々吐く。
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念のためボランティアさん達には逐一報告するけれど、このブログではいちいち取り上げない。 | |
それほどに、私にとっては、「よくあること」である。 | |
吐くタイミングも、いつもほぼ同じ。 | |
吐物の内容と状態も同じ。未消化のキャットフード。 | |
様々な原因が複雑に絡んでいるのではあろうが、私の見るところ、食べ過ぎが主な原因である。 | |
ここでは、複数のボランティアさん達によって、栄養と量と、各個体の嗜好とに配慮した、適切な給餌がなされている。 | |
だから、それで必要充分なのだ。 | |
しかし、興味本位で気まぐれに、無責任な餌やりをする人がいる。 | |
気候の良い季節の、天気の良い日曜などは、特に多いようだ。 | |
この日もおそらく、おかか先生は、そうした人たちの餌を食べ過ぎたのだろう。 | |
この日のゴミ拾い。 | |
放置され、カラスに運ばれ、或いは風に飛ばされて、散乱した、プラスチックのトレイ。 | |
投げ捨てられた、キャットフードの空き缶。 | |
おかか先生は、吐いた後はいつも、さすがにゲンナリしている(当然だ)。 | |
だが、草を食べたり、水を飲んだりして、やがて元気を取り戻す。 | |
ところで、或る人に勧められて、『犬と猫と人間と』という映画を観てきた。 | |
殺処分されるペット達の姿も、描かれていた。 | |
殺処分に比べれば、食べ過ぎて吐くくらいのことは、あまりにも「些細なこと」なのかもしれない。 | |