土佐っぽ

四国は土佐国のもんが、日々の中で思いゆう事や、得手勝手な考えを書きよります。どうぞよろしく。

学ぶべきは・・・市民感覚(まっとうな民主主義感覚)

2012年10月14日 12時52分09秒 | Weblog
http://www.narinari.com/Nd/20121019281.html

おいしい給食NG指示に猛反発、調理師支援の動き広がり当局が方針修正。

というニュースからひとこと。



『上見て暮らすな。下見て暮らせ。』

1、市民の民主主義感覚。

2、できる人や場所を羨望するのではなく、
だれもが、その位置にいくべきだという感覚。

3、学校教育を、主体的に支えようとする感覚。

4、最重要なのが、『みんな同じではない』という感覚。


もし、これが、ニッポンだったら、
他の学校と違うという点で、
同じ給食にしろ。と言うだろうし、
何より、全国あちこちで行われる、
市町村単位や、複数の市町村によるセンター給食では、
到底、この給食方法は不可能。

センター給食:経費削減のために学校で給食を調理せず、民間企業などに委託し、同一の給食を大量生産させることにより、コストを削減する手法。


公務員の給与が高額だ。
民間より、高い。
だから、公務員の給与を下げろ。
奴らは貰いすぎだ。

公務員の休暇は多いぞ。
奴らは、有給などいくらでも、、ある。
民間は、休みたくても休めない。
民間は、有給を取ると、上司からイヤミを言われるか、左遷される。
だから、公務員の労働条件を低下させろ。

などなど、、、、、、、、
お互いに、自分自身の権利を、
足をひっぱりあって、どんどん低下させている。
ニッポンの多くの労働者は、
ニッポンの多くの主権者は、
この感覚でしかいない。

だから、
この国の基本的人権は、国家権力によって、制限させられっぱなしだし、
この国の最低賃金は、先進国では極悪だし、
労働時間や、サービス残業も、異常なまでに多い。

なぜ、公務員が、給料もいいから、民間ももっと上げろ。
なぜ、公務員が、これだけの労働条件だから、民間も同じかそれ以上にしろ。

と、労働運動が起こらないのだろうか、、、、、、。

それは、
このニホンの主権者に、主権者としての誇りも、自負もなにも無いからだろう。

小泉純一郎以後、
派遣やパート、多くの非正規労働者が、この国の経済を支えている。
それも、激烈なまでの極悪な労働条件で。

投票できる主権者としての最大の権力を持ちながら、
この国の多くの労働者は、
今まで、大企業や、資本家の利益を重視する政党や政治家に投票してきた。
だから、
メディアも含めて、

「上を見るな。下を見ろ。」

という、江戸時代さながらの感覚が、そのままに、、、残っている。

もう、この種のDNAは、捨て去っていいはずなのに、
いまだに、主権者にはなれていない。


ここに、このニュースから学ぶべきものが、凝縮されていると思う。