土佐っぽ

四国は土佐国のもんが、日々の中で思いゆう事や、得手勝手な考えを書きよります。どうぞよろしく。

証拠主義を棄てた司法

2011年10月14日 22時33分27秒 | Weblog
石川議員の隠し録音再生、小沢被告は表情変えず(読売新聞) - goo ニュース


「朕が法なり」と、王や皇帝、天皇の気分で首をはねる。
裁判も行わず、有罪になる。
だからこそ、

だからこそ、三権分立が成立したはず。。

社会科教員を目指す大学生が実習事前学習で、
「三権分立」を知らなくて、という話しもあるが。

しかし、中学校三年で、これは明確に学習するはず。
近代司法では、

「疑わしきは被告の利益」

「疑わしきは罰せず」

「推定無罪」

という大原則ができたのではないか。

それを、かなぐり捨てた裁判所。
結局は、成果主義の中で、
競争主義の中で、
検察としてのどれだけの特典を、
どういう大物を、、という特捜の思想。

さらには、
交通違反のキップをどれだけ切るか、
などに象徴される、警察の特典主義。

微細な窃盗や器物破損などは、
調書を取るだけでほとんど捜査はしない。

そういう、警察、検察の思考が、
結果として、証拠中心主義から、逸脱しだしたのだろう。

証拠をしっかりと固める。
これは、なかなか大変な作業だから。
ウラを取るのもそうだろう。

状況証拠もなく、
推定証拠や、推定事実だけで、

裁判所で判決される。

これは、感情的判決とでも言うべき、
恐怖裁判の始まりだ。

オザワ報道が、異常なまでに加熱した。
しかし、
どのメディアも、オザワの証拠が確実だという根拠を持っていない。
さらに、
メディアは、「推定有罪」を、批判すること無く、完全に受け入れて報道した。

まさしく、権力に完全にくっぷした歴史的出来事だろう。

これから、あらゆる社会で、
「推定有罪」が成立しだす。

証拠も何もない。
やったはずだ・・・・
という、警察と検察の感覚で、逮捕、拘留、そして裁判。
有罪後は、懲役刑に。


あなたは、それでも、、司法制度を信頼できますか???

前原誠司と凌雲会

2011年10月14日 22時31分08秒 | Weblog
武器輸出三原則、緩和を検討=共同開発に道、首相が最終判断(時事通信) - goo ニュース

「凌雲会」という民主党の最強力会派
仙谷由人を会長とし、前原誠司・枝野幸男が政策面のリーダーを務める政策集団
だと、ウイキも記載している。

改憲+消費税アップ+TPP賛成+親米+オザワ大嫌い

では、非常に有名。
その中で、特に突出しているのが、前原誠司。

ネット上の情報であるので、
信憑性の問題はあるとしても、

松下政経塾出身で、
京都では、赤貧の家庭で育ったという。
そういう意味では、
イオンの御曹司である、岡田とは真逆であろう。

ただ、問題は、
彼の、主張が自民党のいわゆる右派をさらに超えているという事。

民主党には、
旧社会党や、いろいろな護憲派が存在している。

小沢一郎も、積極的改憲派でも、軍事優先派でも、さらには、
アメリカべったりの植民地的支配を受ける派でもない。

しかし、この前原誠司は、単独でアメリカに行き、
いろいろな発言をしている。

この民主党という政党。

鳩山や、菅直人。
そういう、いわゆる過激でない人が総理に就任し、頓挫した。
その後、野田。
そして、仙石の隠し球が、この前原誠司だと。

この政策集団の目指す方向は、

いわゆる中間所得者層を突き崩し、
富裕層と、低所得者層とに分離し、
そして、
国内での隷従政策により、

働いても、働いても、豊かにならず、
税金や、福祉関連、さらには電力代金などの公共料金と呼ばれるもので、
国家への支払いを増大させる。

そして、官僚や、企業などによる、支配体制を徹底的に推進する。

今、アメリカで連続的に起こっているデモ。
これは、アメリカてき国内隷従政策への反発なのだが、
多分、このニッポンという国では、
その手のデモは起こらないはず。
学校教育の最大の成果が、結実しているから。

国内隷従政策を推進し、強化するには、
国内植民地化が絶対に必要。

それは、TPPなどにより、
弱小自営業者を、つぶすことから始まるだろう。

既に、誰でも気がついているはずだが、

首都圏以外では、自動車での移動なくして、
大規模なスーパーなどには行けない。
身体的障害がある人や車のない老人などは、
近所の店が、どんどん廃業している中で、
困惑している。
という状況だ。

そういう中でも、
彼らは、税金も、公共料金も、一生懸命払っている。

消費税も、震災復興のためには、と甘んじようとしている。

しかし、

少なくとも、民主主義が徹底的にないがしろにされ、
基本的人権の尊重や遵守義務をかなぐり捨てた官僚や公務員
彼らにとって、
納税者や、生活弱者への視点はないに等しい。

そういう、善良で我慢強く、地道にまじめに努力する多くの人たちを
踏みにじって、強権的政府を構築したいのが、
前原誠司だとしたら、

これほど、危険きわまる人間は存在しない。

レトリックがパラダイムになる恐怖

2011年10月14日 20時41分11秒 | Weblog
世田谷の放射性物質、夜光塗料か 文科省が運び出し(朝日新聞) - goo ニュース

世田谷の高線量「瓶が発生源」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1775427&media_id=2

時代時代でいろいろな意見や表現が変化していくのは、
それは、当然だし、進化するという意味では大事だろうと思う。

ただ、ウソをいいくるめて、それが当たり前になり、
その当たり前の多くの人たちが信じ込んだら、
それは、非常に危険極まりないと。

1945年までのニッポンという国。
教育の成果で、
いわゆる、
「ほしがりません勝つまでは」
「贅沢は敵だ」
などの標語に代表されるようになり、
最後は、
「一億玉砕」まで、行った。

ものの見方やとらえ方ってのは、
本来は、個々によって違うべきだし、
もちろん、共通する場合もあるだろうが、
原則は、
一人一人の自由であるべきだ。

誰かによって強制されるとか、
そういうものではないはず。

それが、
学校教育の極めつけの成果として、
「みんなに迷惑がかかる」という、正義で、
いろいろな事に制限が加えられてきた。

だから、
教師や、教科書が絶対であるように、
すり込まれたとも言える。

それが、そのまま、社会人になっても、
メディアという巨大な情報発信装置によって、
ひたすらに、すり込まれる。

この世田谷の放射性物質の場合、
今日も、テレビの東大の教授が、
「わたしは、安全だとおもいますよ。」と、
平気で言っていた。

ビデオでは、
近所の主婦?が、
「レントゲンだとどれくらいなんですか?」
と、聞く。
「いやあ、これよりも遙かに少ないです」
と、こたえる。
「じゃあ、、大丈夫じゃないの」
と、主婦。

それを、そのまま視聴する多くの人たちが、
いったい、どういう感覚に陥るか。

首都近辺の中学校などの理科の教師が、

放射線をどう教えたらいいのか???
放射線の何を教えたらいいのか???

と、困惑し、専門家に習うと言う。
NHKの「クローズアップ現代」で、やっていた。
放射線教育の最前線だと言って。

もし、理科の教員が放射線を知らないのなら、
徹底的に教材研究をするしかない。
しかし、理科の教員がどう教えたら良いかで困惑するのなら、
即刻、『辞表』を書くしかないだろう。

教科書だけを教えたら受験戦争に勝利する。
というような、そういう手法の授業しかできない。
「学テ」に勝つには、過去問題を徹底してやらせ、
問題が配達されたら、似たような問題をさせる。
そして、平均点を向上させる。

いろいろな場面、場所でのレトリックが、
最終的に、
これが、今の社会の正義だ。
これが、今の社会のものの見方であり、とらえ方だ。
という、パラダイムになったとき、

あまりにも、危険で、歴史に逆行してしまう。
そこに、はやく気がつかないと、

まさしく、亡国への道をまっしぐらということになる。


「瓶」では済まされない。
過去の、何かで終わらそうとしてはいけない。

今も、この瞬間も、福島原発からは、高濃度の放射性物質が、
においもなく、色もなく、
ただ、ひたすらに放出され続けているのだから。