釜石の日々

岩手県釜石市に移り住んで16年8ヶ月が過ぎ、三陸沿岸部の自然の豊かさに感動する毎日。

春を満喫した一日

2009-04-13 06:47:02 | 寺社
昨日も春の薄雲はかかっていたが暖かい日だった。いつもとは逆に釜石自動車道を通り滝観洞ICで降りて、住田町の浄福寺へ向かった。先日のパトカーを意識してややスピードを落として運転した。一度対向車がフラッシングしたので気を付けていると無人のパトカーが止まっているのを見かけただけだった。浄福寺の白梅は満開を少し過ぎていたが日射しの方向が先日とは異なる状態で白梅を見ておきたかった。しかし期待した程の変化は見られなかった。メジロがたくさん花の蜜を吸いにやって来ていた。可愛い声で互いにさえずっている。満蔵寺では紅梅がちょうど見頃で青空がもう少し出ていてくれると尚きれいだったろうと思われる。柳も新鮮な緑の枝を垂らしていた。大船渡では長安寺の紅梅が見られたがここの梅は古木のためか花の数が少なく少し残念だった。駐車場にいた家人に匠の方の奥さんから電話があり家に寄るようにとのお誘いだった。海岸の45号線を北上して釜石へ向かい、釜石市街地の5分咲きの桜並木を抜けてホームセンターへ立寄りかねてから考えていた鬱金桜を購入した。一度家に戻ってから匠の方の家に向かった。着いて程なく若手の匠の方と匠の方が何か作業を始めた。聞いてみると竹やぶのそばの白梅のライトアップをやるのだという。立派な孟宗竹の竹やぶが控えていて白梅がきれいなのだ。これで京都のように竹の灯籠が周囲にあれば最高だろうと思った。匠の方のこの竹やぶのある敷地はいつも気持ちがよくその後ろの山の上には星がきらめき北斗七星が真上に大きく輝いていた。偶然人工衛星もその北斗七星を横切っていた。楽しい話にあっと言う間に時間が過ぎて行った。薪ストーブの気持ちいい暖かさと外の梅の香りに満たされて至福の春の宵だった。


匠の方の敷地のライトアップされた白梅