釜石の日々

岩手県釜石市に移り住んで16年8ヶ月が過ぎ、三陸沿岸部の自然の豊かさに感動する毎日。

岩手の滝

2009-04-03 06:51:12 | 自然
全国的に有名な滝でこれまでに見た滝は富士山の麓の白糸の滝と日光の華厳の滝、北海道知床のオシンコシンの滝くらいだが日本は山と川の国のため大小を含むと相当数の滝がある。落差が5m以上になる滝が約2500あるそうだ。全国一般公募で1990年4月に選定された日本の滝100選では岩手県の滝は八幡平市の不動の滝だけのようだが県内には名称が付けられた滝が300以上あると言う。釜石市には7つあり、遠野市では22もの名称の付いた滝がある。先日公私ともにお世話になっている匠の方から岩手県内の滝の写真で構成されたカレンダーをいただきいずれも季節の味の出たすばらしい写真ばかりであった。釜石から近いところでは陸前高田の白糸の滝があり、白い帯状の水の流れのそばに山桜が淡い桃色に咲き誇る。遠野の又一の滝では岩肌を水量の多い流れが下り、傍らに真っ赤なツツジが周囲の緑の中で咲いている。滝の流れが写真で表現される時は二通りに表現される。もっとも単純なのは見たままに一瞬の流れを捉える方法とシャッタースピードを落として流れを重ね合わせた方法がある。大抵は滝のあるところは川床のような暗い背景が主なので後者の方法で撮ると滝を流れる水が真っ白く、まるで白雲の流れのように表現されて暗い背景に映えるようになる。やはりこのカレンダーでも凍った滝以外はすべてこの方法で撮られている。何年か前から一緒に写真を撮るようになった家人も今年は釜石近辺の滝を制覇しようと言い出した。それほどこのカレンダーに描かれている滝の写真はインパクトが強かった。実際にはやはり周囲の木々などの季節的な変化を読み取って出かけなければならないのでなかなかタイミングが難しいだろうと思う。


木瓜(ぼけ) 薔薇科の花でもっけーもけーぼけへと名前が変わって行ったそうだ