突然変異の白毛馬 |
2月の第1週、ブチコがダート戦で連勝した・・ 母はシラユキヒメ、 白毛馬だ
シラユキヒメは、(鹿毛の母)ウェイブウインドと(青鹿毛の父)サンデーサイレンスの間に突然変異で生まれた白毛馬
突然変異のため 白毛馬は非常に生まれる確率が低く、1万頭から2万頭に1頭ほどだと、ものの本に書いてあった
日本競馬史上初の白毛馬 ハクタイユー(未勝利) ブチコの母シラユキヒメ
普通の状態から突然変異の白毛馬が生まれる確率は低いかもしれないが
シラユキヒメの子は、既に遺伝子として白毛馬が産まれる可能性が組み込まれ メンデルの法則により確率としては50%あることになる
産駒10頭のうち 芦毛1、 白毛9(うちブチコのような鹿毛斑2、 1歳馬は未確認)
母系からも重賞馬が出ており、良血馬だし、インパクトもあるので馬主さんが手放さないのも理解できる
ここ2頭(父キングカメハメハ)に鹿毛斑が出てきているので、もしかしたらキングカメハメハの1歳馬も鹿毛斑かも知れない
シラユキヒメの孫に白毛馬はいるのか・・・残念ながら登録されていない が 芦毛馬はいる
キタノイチバンボシ(母は芦毛馬ママズディッシュ)だ
この馬、父方・母方双方からサンデーサイレンス(祖祖父)の血量を25%保持している
先月、入厩してきたが 調教タイムを見ていると・・・出走はまだまだ先のようだ
白毛馬で初めてJRAの勝ち馬となったホワイトベッセル 白毛馬で初めて重賞を勝ったユキチャン
サンデーサイレンスの血量25%のインブリードを持つ馬といえば 年の初めに「フェアリーS」を勝ったノットフォーマルがいる
血量25%の3歳馬は16頭ピックアップしていたのだが・・・残るはノットフォーマルと 未出走のキタノイチバンボシだけ
インブリードといえば 3×4 18.75%(奇跡の血量)だが 現在では山というほど 本当に沢山いる
父方4×母方3の配合も同一視され奇跡の血量と呼ばれている
近年は18.75%の中の争いも見所の一つ・・・なんて事はないか
今、活躍している
血量の濃い馬といえばサミットストーン 先日 《地方年度代表馬》 に選出された馬だ
先月末、地方競馬場で行われた「川崎記念」、ホッコータルマエが優勝したレースの3着にサミットストーンという名の競走馬が入線した
かって、美浦の田村厩舎にいた馬だが、ゆえ有って地方に転厩してしまった
知っていても左程得する事も無いのだが 少し血統に興味があるので たとえ条件馬でも記憶に残っていることがある
母タイキアプローズの父であり、父ロージズインメイの父系祖父でもあるデヴィルズバッグ
キタノイチバンボシや ノットフォーマルの配合は 3×3 血量25%
対して サミットストーンは 3×2 37.5% の配合だ
高松宮杯を勝ったシンコウキングもノーザンダンサーの2×3
過去で有名なのは・・・大種牡馬ノーザンテースト この馬がいなければ社台グループの今日の隆盛も違っていたかも と言われている
ニアークティックの母Lady Angela の血を37.5% 3×2のインブリードで受け継いでいた事でも有名だ
蛇足ながら 三冠馬オルフェーヴルはノーザンテーストの4×3というインブリードを持っている。
ダービー馬フサイチコンコルドもノーザンダンサーの3×3の血量の持ち主で地方G1馬の父でもある
近親配合は 身体が弱いなどの弊害が出る などと言われているが 音楽家バッハの系図などをみてもさほど影響は無いのかも
もしかしたら 血統的に近親交配に対して強い、負の遺伝子を持っていないラインもあるのかもしれない
サンデーサイレンスの父はヘイロー、 デヴィルスバッグの父は・・・ヘイロー
今までで最も濃い血の配合は 1×2 らしい ・・・間違って配合したとか・・・名前が浮かんでこない
果たして競走馬としてどこまで濃く出来るのか・・・
この子も1月 関東の天間厩舎に入厩してきた
母は(白毛馬)マダムブランシェ、父アドマイヤコジーン・・・その名は ユキンコ(牝)
牝系には、カフェロワイヤルの名もあるのだが 果たして
TVで放送されていたので・・・