なだれ込み研究所の一日

物語作家を目指すもの書きが、ふとしたことから変な事務所で働くことに!
日々なだれ込んでくる人や仕事、モノやコト観察記。

出会う縁と、出会う時

2006-11-21 21:16:14 | スローライフ
19日、横浜市在住のイラストレーター、S坂さんが掛川に見えた。
ことの始まりは、お米の講座。お米の講座とは、9月17日にキウイフルーツカントリーで行われた「うまさ120%のご飯を食べる~田んぼウォッチング&ごはん炊き」(掛川ライフスタイルデザインカレッジの9月セッション)のことであり、講師はアンコメさんこと、安東米店の長坂潔曉氏だった。

7月頃、スローライフのメールアドレスに、
「S坂と申します。アンコメさんのホームページでお米のセッションがあると知りました。詳細を教えて下さい」
という内容のメールがあった。
実はこのとき、日程しか決まっていなかったため、詳細が決まったらご案内しますと返信し、実際にメールでご案内ができたのは、9月に入ってからだった。
結局、お仕事の都合で参加できなかったため、当日の様子をアップした「なだれ込み研究所の一日」を紹介した。

キウイフルーツカントリーについて興味があるようだったので、その後、何枚か写真を送ったり、収穫期についての案内をしたりした。なんせ、押し売りでホームページのリニューアルを提案中だったので、キウイやキウイフルーツカントリーJapanそのものについて、かなり詳しくなっていたところだったのである。

そのうち、S坂さんがイラストレーターだと知った。ホームページで紹介されているイラストはとても私好みで、「もし自分の本が出せるものなら、こんな方にイラストを描いてもらいたいなあ」などと夢みたいなことを本気で思った。

そんなところへ、「キウイフルーツカントリーに行こうと思っています」とのメール。「ひょえ~!」と私は一人で盛り上がり、「ぜひご案内をさせて下さい」と返信し、それから「ごはんはどうしよう」「ほかにどんなところへご案内しよう」「どんなふうに楽しんでもらおう」と悩み始めた。
困ったときに助けてくれるのが、そして面白がって一緒に参加してくれるのが、なだれ込み研究所の面々であり、スローライフ掛川のいいところである。
当日は、I村代表、アンコメN坂さん、S藤さんにK造さんにK田さんが同行してくれた。出張のためその場にはいなかったが、キウイフルーツカントリーのH野さんにもご協力いただいた。
そのおかげで、雨にもかかわらず、本当に楽しい一日を過ごすことができた。

彗星発見場所である五明の茶畑に行き、長屋門のあるお屋敷の前に行った。柴ちゃん牧場では、寒い中、ブルブル震えながらおいしいソフトクリームを食べ、キウイフルーツカントリーでは、おなかいっぱいになりながらもたくさんの種類のキウイを食べた。
じゅるい(「ぬかるんだ」の意の方言)道を歩き、キウイ棚を上から見下ろせる場所にも行った。なだれ込み研究所では、みんないろんなことをベラベラしゃべった。
農業のこと、自然のこと、景観のこと、本のこと、絵のこと、カヤックのこと、たくさんの話をする中で、考えていることの方向性のようなものが、とても近いような、そんな気がした。
かなり「濃い」メンバーばかりで、S坂さんもかなりびっくりされた様子だったが、この「濃い」メンバーに呆れることも押されることもなく、あくまで自分のペースや間(ま)を保たれているところはさすがだと思った。これに懲りず、ぜひまた掛川にお越しいただきたいと思います。

それにしても、縁というものは本当に不思議だ。
アンコメさんのホームページ「アンコメ通信」のデザインや写真や文に惹かれ、スローライフ掛川にたどり着き、「なだれ込み研究所の一日」を経て、実際に出会い、つながりができた。お米の講座がなかったら、つながらなかった出会いだ。そう考えると、今、出会うべくして出会ったような、そんな「時」だったのかもしれない。

この出会いは偶然はでなく、何か必然があるような、さらに次につながっていくようなそんな予感めいたものを感じるのは、私自身、この日がとても楽しい一日だったからだと思う。
さあ、どんなふうにつながっていくのでしょうね。

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