自然回帰マーチャンダイジング

−地域−自然−デザイン−商品−生活−を繋ぐ遊び場・仕事場から

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実りと恵みのガイドライドへようこそ

2015-10-20 14:57:30 | Weblog
ロコサイクリストが、ゲストサイクリストをガイドする“自転車の旅”。それが『ゆるゆる遠州ガイドライド』。新茶と新緑のシーズンだけでなく、今年は紅葉と田園が美しく、実りと恵みが美味しい秋ヴァージョンの自転車旅を、11/28(土)に6つのコースで催行する。ローカルフード とスイーツを味わいながら、とびきり美しい秋風景と、思いきり面白い道程を、ロコサイクリストをお供にした自転車旅で、ゆるゆると愉しんでもらいたい。
http://yuru2.jimdo.com/
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互産互消への着目度が高まっている

2015-01-25 13:21:16 | Weblog
中日新聞に掲載をしていただいた記事がWebにもアップされていた。一昨日は静岡空港でのビジネスセッション、昨日は掛川市民のまちづくり講演、と2日間連続で互産互消による地域間交流の取り組みをお話しする機会を得た。「互産互消」というフレーズのそもそものきっかけは、5年前に寄稿の機会をくださった中日新聞の河野記者のおかげである。当時、当地域と京丹後との関係性を創造しようとこのフレーズが浮かんでいたちょうどその時に、寄稿の依頼があった。日本海側の京丹後の食材と、太平洋側のわれわれの食材とを組合わせることで、もっと豊かで面白い食文化が創造できるのではないかと考えた。もちろん、文中の札幌のサイクルショップでの出来事もきっかけになっていて、食材と食文化の交換、ツーリズムやライフスタイルの交歓へと、その可能性を拡げていったのである。
●中日新聞 1/6記事
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ゆるゆる遠州ガイドライド2days の意図と展望

2014-02-08 15:53:03 | サイクルツーリング
 3年間にわたって開催してきた“ゆるゆる遠州ロングライド&ガイドライド”は、これからのサイクルツーリズムの展望と、静岡遠州観光ネットワーク(磐田市、袋井市、森町、掛川市、菊川市、御前崎市)の事業を通じて、各観光協会の目指す観光需要の進化を踏まえ、今年度より開催形態を変更することにした。

 サイクルツーリズムに対する関心の高まりは目を見張るものがある。広島県、愛媛県、北海道での順調な国内外からのサイクリスト誘客の成功例に準じて多くの自治体や観光協会が取り組み始めた。しかし、ゆるゆる遠州ロングライドをはじめ、狩野川100kmサイクリング、ぐるっと浜名湖サイクルツーリングといったワンデイのサイクリングイベントへの参加者数は伸び悩んでいる。県内だけの現象ではなく北海道や沖縄、佐渡ヶ島などの島部を除く国内全体の傾向だ。これは、他地域での類似の大会が多くなったことが要因の一つだが、それ以外にもサイクリスト人口の拡大とともに、サイクリストがアスリート系とツーリズム系に大きく分かれていく傾向が現れてきたことも大きな要因である。

 レースや大会に参加するサイクリストたちは、ロードバイクに乗り始めてから数年の間に多くの機会へトライするようになる。過去のデータをみると、ゆるゆる遠州も、狩野川100kmも、ぐるっと浜名湖も、その年毎の新たな参加者が7〜8割も占めるような状況だ。今までこうした大会に参加してきたサイクリストたちは何処にいってしまったのか。これは、足を洗ったのではなく、より遠くの地での大会に参加したり、あるいは自転車を持って旅に出たり、というように自転車人生の新たなステップに踏み出しているのだ。さらには世代別の傾向として、リタイヤを契機にサイクリング人生をスタートさせたサイクリストが圧倒的に増えているのが現実である。2000年からずっと続いてきた自転車ブームは、干支が一巡する12年以上を経て、そろそろ分岐点を迎える時期になった。つまり、ベテランになっていくサイクリストたちがもつ「自転車旅」への欲求に対する受け皿を、いま用意しておくべきなのだ。

 また、各観光協会がネットワーク事業を活用して宿泊や飲食を伴う滞在型ツーリズムを推進していくためには、イベントによるワンデイ集客ではなく、前泊や後泊を伴う自転車の旅を提供していく必要があるだろう。ゆるゆる遠州サイクルツーリズムは、120kmのロングライドイベントと、5コースのガイドライドツアー、そしてネットワークを構成するエリアのサイクルマップの整備という3つの組合せで推進してきた。しかし、ロングライドイベントが持つ起点・終点以外の地域は、どうしても通過エリアとなってしまいがちだ。それに比べてガイドライドは、各地域を目的地としつつ、その土地の魅力をゆっくりと味わうことができる「旅」の要素を充分に有している。

 台湾を中心とした海外セールス活動においても、進んだ自転車文化を持つ地域からの誘客に対応するために、ガイドサイクリングの充実化が求められている。ガイドサイクリングの商品化においては、夏場の北海道が日本の先進地だが、それ以外には「ゆるゆる遠州ガイドライド」のような規模で、ガイドサイクリングを顕在化している地域は未だに見受けられない。こうしたオリジナル商品を充実化させ、他に先駆けて積極的に提供していく必要があるとの考え方で、今回は2日間それぞれにガイドサイクリングを実施し、5市1町をゆっくりと味わっていただき、当地域にできるだけ長時間滞在してもらう自転車旅の機会を提供していきたいと考えている。

●2014ゆるゆる遠州ガイドライド2days−3/15sat. 16sun.
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北海道⇔静岡県 地域間交流による産品と観光の互産互消

2013-09-14 17:56:05 | 執筆/寄稿
 緯度と気候、地勢や風土の違いにより、互いのエリアにないモノ・コトを消費し合う取り組みを推進する試みに取り組み始めた。北海道と静岡県は、観光テーマ(例:アウトドアツーリズム)や産品ジャンル(例:農産品)は互いに共通するものの、具体的な商品には大きな違いがある。その違いを活用して地域間交流によるビジネスメリットを創出したい。

 サイクルツーリズムにおいては、北海道が初夏から秋にかけての国内および海外需要が顕著であるのに対し、静岡県では盛夏を除いた通年での国内需要が増加しつつある。特に晩秋から冬、春にかけて北海道では自転車に乗れない日々が続くのに対して、静岡県は快適な自転車環境を提供することができる。逆に、静岡県には初夏から秋にかけて冷涼で雄大な北の大地を走りたいというサイクリストの需要が高いレベルで存在する。

 静岡県の主産品である緑茶においては、北海道は国内で新たな需要を見込める有望なマーケットであり、北海道の主産品であるスイーツとの組み合せに、その可能性と期待が高まる。逆に静岡県の緑茶需要は国内最大であるものの、若い世代の緑茶離れも懸念されている。そのマーケットに対して北海道特産のスイーツを導入することで、新しいスタイルの緑茶需要と、北海道スイーツの新たなマーケット拡大が期待できる。

 サイクルツーリズム、緑茶とスイーツに限らず、前述のように緯度と気候、地勢や風土の違いにより、それぞれのフィールドには山岳、湖沼、河川、海洋のそれぞれに独特のアウトドアアクティビティが存在するため、季節に応じたツーリストの交流、ツーリズムの交歓が可能である。また、農産物や魚介類に至っては、基本的にその種類に大きな違いがあり、その組合せによって、北海道と静岡県の食卓は、より豊かなものになる。

 人口は北海道が547万人で、静岡県が371万人。お互いに「ないもの」を交換し合う間柄としてのマーケットとしては一定の規模で存在している。北海道と静岡県それぞれで情報の発信と交流の基軸や窓口をつくり、互産互消のライフスタイルを両エリアに提案していく。北海道には静岡県のツアーデスクや食材カウンターを、静岡県には北海道のツアーデスクや食材カウンターを設置する。こうした取り組みを、北海道と静岡県、両地域の団体、法人に示し、今年度中にその大きな枠組みをつくるのが目標である。
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6次産業化×地域DNA

2012-12-31 15:00:34 | Weblog
 2012年11月より、伊豆・狩野川流域の“6次産業事業化研修”の講師をつとめることになった。これっしか処の中田繁之さんにも協力をいただき、ダブル講演型でプログラムをすすめている。「6次産業」は、国・県・市町が取り組みを推奨し、その案内が新聞記事やホームページを賑わせているものだ。

第6次産業とは ― Wikipediaより
 6次産業(ろくじさんぎょう)とは、農業や水産業などの第一次産業が食品加工・流通販売にも業務展開している経営形態を表す、農業経済学者の今村奈良臣が提唱した造語。また、このような経営の多角化を6次産業化と呼ぶ。
 農業、水産業は、産業分類では第1次産業に分類され、農畜産物、水産物の生産を行うものとされている。だが、6次産業は、農畜産物、水産物の生産だけでなく、食品加工(第二次産業)、流通、販売(第三次産業)にも農業者が主体的かつ総合的に関わることによって、加工賃や流通マージンなどの今まで第2次・第3次産業の事業者が得ていた付加価値を、農業者自身が得ることによって農業を活性化させようというものである。
 ちなみに6次産業という名称は、農業本来の第1次産業だけでなく、他の第2次・第3次産業を取り込むことから、第1次産業の1と第2次産業の2、第3次産業の3を足し算すると「6」になることをもじった造語であったが、現在は、第1次産業である農業が衰退しては成り立たないこと、各産業の単なる寄せ集め(足し算)ではなく、有機的・総合的結合を図るとして掛け算であると今村が再提唱している。
 例えば、農業のブランド化、消費者への直接販売、レストランの経営などが挙げられる。第一次産業に付加価値をつけて高度化を目指すという観点では、1.5次産業化に類似しているが、6次産業は加工、流通を複合化させるという視点がより明確である。各次の産業の連携による農村の活性化や、農業経営体の経営の多角化のキーワードとして提唱される。


 大事なことが抜け落ちている。この取り組みをローカルビジネスの視点で捉えると、その地域固有のDNAを読み解き、それをいかに反映させていくか、だ。モノづくり(商品開発)とコトおこし(サービス開発)の両分野に、地産地消+互産互消の考え方を重ねていくことも求められているだろう。

 大衆より個を。 
 場面より時間を。
 非日常より日常を。
 テクニックより流儀を。
 エンタテイメントよりライフスタイルを。
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里山のめぐみを酒に〜栗焼酎と米焼酎

2012-12-28 18:05:02 | Weblog
かけがわ里山栗焼酎 『自ら』 みずから・おのずから
 日本では「おのずから」展開していく四季と自然に、春になったら田畑を耕し、秋になったら収穫をしていく農業に従事していた人たちの「みずから」生きていく世界が重なっている。「おのずから」に逆らって「みずから」生きるということではなく、人間が一方的に「みずから」の世界をつくるのでもない。何が人間の一生にとって「おのずから」の生き方なのかを自分なりに見つけ出し、それに逆らわず「みずから」生きていくという生き方だ。この在り様が、日本語の「じねん」という言葉の意味であり、日本人の自然観が込められている。
 近年顕著になってきた掛川の里山における栗のイノシシ被害、農家における後継者不足と栗畑の放置、特産でありながら栗が素材生産の域を出ないこと、などの状況を理解し(おのずから)、新たな次元で作物と鳥獣と営みの関係をつくりたい(みずから)という考えを、栗焼酎の名前に託し、日本人の優れた自然観と人生観との融合感覚を喚起している。

かけがわ里山米焼酎 『八+八=』 はちじゅうはちは、
2012年版の里山栗焼酎「自ら-みずから・おのずから-」の裏プロジェクトとして取り組んできた、かけがわ里山米焼酎「八+八= はちじゅうはちは、」が市販用に300本の蒸留を完了、これっしか処での販売体制を整えた。初の里山米焼酎は、栗焼酎の姉妹品でもある。味わいは、キリリと辛め。栗焼酎がほんのり甘く女性的なのと対照的に、オトコの酒である。 

 米の字は、分解すると八十八と読みます。
 米は、八十八行程を経てつくられます。
 米には八十八の神が宿ります。
 米は、八十八人の働きを経て、はじめて食卓にのぼります。
 八十八= は、てまひまかけて育てた掛川・原泉の米を、
 ていねいに蒸留してつくった、味わいの地産米焼酎です。

●栗焼酎 『自ら』みずから・おのずから 1本 2,000円(税込)
●米焼酎 『八+八=』はちじゅうはちは、1本 2,000円(税込)

年越し&正月用 2種セット頒布=栗焼酎+米焼酎2本セット 4,000円(税込)
商品価格に加え配送料と手数料をご負担いただき、専売店である「これっしか処」より発送・販売いたします。
◎配送料/2〜4本→850円 6本以上→1,060円〜
◎お支払い方法について/商品代引き:手数料 315円(お買い上げ額1万円未満)※梱包手数料はかかりません。


■お問合せ・お申込みは下記まで
ローカルライフスタイル研究会 事務局(コンセプト株式会社内)  
E-mail: concept_s@mail.goo.ne.jp
●静岡新聞記事 http://www.at-s.com/news/detail/474549539.html
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SCTA|静岡県サイクルツーリズム協議会が設立

2012-12-18 19:49:51 | サイクルツーリング
 静岡県サイクルツーリズム協議会が、2012年12月12日に設立。準備と調整に奔走した。コンセプト株式会社で事務局を担う。小笠山山麓を囲む5市1町と、狩野川流域の2市1町の観光協会が発起人となり、静岡県全域の市町および観光協会、法人に参画を呼びかけていく。

 当日は、八重洲出版 CICLISSIMO編集長の宮内 忍さんをお迎えして『サイクルツーリズムのこれから―自転車利用観光施策の導入』と題した記念講演会を催した。いつもの宮内節が炸裂!日本のサイクルツーリズムはここまでいっているのか!?と、皆さんは認識を新たにしていただけただろう。

 サイクルツーリズムに極めて有効なこの静岡の地は、“聖地=mecca:メッカ”と言うより“適地=niche:ニッチ”と呼ぶのが相応しい。日本を代表するしまなみ海道や北海道はサイクリストが一度は走りたい非日常的な地なのに対して、こちらはロコサイクリストたちが季節を問わずに自転車を楽しんでいる地。しまなみの次の地、あるいはその次の地で充分である。何度訪れても、日本の良さが凝縮したような多彩なみちと風景がある。ロコサイクリストたちが日常的に楽しむみちが、訪れる人にとってはとびきり新しい、面白いみちなのだ。
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乗るだけで愉しい天竜浜名湖鉄道へ

2012-08-02 23:53:05 | Weblog
 天竜浜名湖鉄道にリノベーションを提案したい。なぜなら、乗客を鉄道から降ろすことばかり推奨しているからだ。その駅で降りたらこれがある、駅からこう行けばがあれがある、の紹介パンフレットばかりなのである。これは、降りるために鉄道に乗ってみよ、という提案だ。もっと言えば、この提案だと鉄道に乗らなくてもそこには行ける。これだと、みんな天竜浜名湖鉄道沿線にはクルマで行ってしまう。

 天竜浜名湖鉄道に乗ると、“鉄橋先で線路がぐにゃっと90℃曲がる”“樹木でできたトンネルをくぐる”“ここから直線がなんと3kmも続いている”“トンネルを超えるとそこは天竜川”“浜名湖の水面すれすれを走っていく”などなど、乗っているだけで、こんな風景のドラマが次々とやってくる。

 そんなネタを存分に仕込んだ書籍を片手に汽車に乗るのはどうだろう。降ろすのでなく、乗せる仕掛けだ。乗った汽車に乗り続けてもらうのだ。乗るだけで楽しくなる汽車の時間。人びとは、もはや非日常のイベント列車を求めているのではない。列車が走る日常の風景をいかに魅せてくれるか、汽車利用者の日常の時間をいかにお裾分けしてくれるか、が求められている。場面の提供ではなく、時間の提供だ。
 
 もうひとつ。旅心を誘うような車両内外装のカラーリングやデザインが欲しい。旅人が風景を背景に写真を撮る心理を考えてみればすぐにわかる。その汽車に乗っている自分は、格好良くありたいし、その汽車の車窓にはまる自分は美しくありたいのである。


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サイクルツーリズムの適地へ

2012-01-13 19:34:57 | サイクルツーリング
 サイクルツーリズムは、日本よりも西欧諸国を中心とした海外の国々において、観光業に大きく寄与してきた。日本でも、ここ10年でサイクリングライフの素地が進化し、静岡県でもサイクルツーリズムの素地が確立しつつある。サイクリスト人口の拡大、高額のロードバイクのかつてない需要、自転車専門誌の普及、サイクリングイベントの発展などを背景に、自転車による旅のニーズは急速に増している。

 それを示すように、サイクルスポーツ環境のなかでは、競技人口が減少する一方、地域の特性や自然の魅力を活かし、ツーリズムの要素を取り入れたサイクリングイベントが着実に愛好者層を増やしている。静岡県では、「狩野川100劵汽ぅリング」(伊豆・狩野川流域)、「ぐるっと浜名湖サイクルツーリズム」(浜名湖沿岸)、そして「ゆるゆる遠州ロングライド」(小笠山山麓)がその代表例となる。

 サイクルツーリズムという新しい旅のジャンルにおいて、静岡県は通年で自転車を楽しめる気候、風光明媚な景観、適度な起伏に富んだ多彩なみちにより「自転車適地」といえる4つのゾーンが形成されつつある。

 1)伊豆狩野川流域(伊豆の国市、伊豆市、函南町、三島市、清水町、沼津市)
 2)浜名湖沿岸(浜松市、湖西市)
 3)小笠山山麓(磐田市、袋井市、掛川市、菊川市、御前崎市、森町)
 4)富士山麓(富士市、富士宮市)

 多くの自転車専門誌、ライフスタイル系の雑誌が「自転車の旅」を頻繁に特集し始めた。これは、増加したサイクリストと拡大したサイクルマーケットのニーズが、サイクルイベント参加型から、滞在型サイクルツーリズムへと進化していることを示している。

 今回の渡航と招聘活動は、静岡県を自転車適地として国内外のサイクリストに着目してもらい、静岡空港を活用して豊かな四季と自然を愉しむ「自転車の旅」を提案し、国内外のサイクリストの誘客に結び付けていこうというものなのである。

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台湾自転車事情〜その4

2012-01-08 22:48:56 | サイクルツーリング
 ちょうどこのタイミングで、静岡と台北が定期就航便で結ばれることが発表になった。チャイナエアラインが、この春3月25日(日)から運航を開始する。当面の運航は火、木、日 の週3便。静岡発20:00−台北着22:30、台北発15:20−静岡着19:00ということなので、金曜休暇をとり、木曜の仕事が終わってから出かけて日曜の夜帰国するというスケジュールを組めば、2日半の自転車旅ができることになる。台湾からも、同じパターンで静岡を旅することができる。

 冬、サイクリストたちには飛行機での自転車輪行で、台湾へ旅するのをお勧めしたい。もちろん、夏を除く春や秋もいい。現地のサイクリストは「春は東海岸、特に花蓮辺りがお勧め」と言う。ただし、「夏はやめておいたほうがいい」と付け加えた。やはり、よほどの暑さになるのだろう。

 飛行機輪行をお勧めするのは、今までも書いてきたように、国民の自転車への理解度の高さと、マップ、サイクルショップ、自転車専用道などのインフラ整備がすすんでいるからだ。GIANT社のレディースオンリーのサイクルショップ“LIV”では、店舗開店前でも、自由に空気入れを使えるようになっていたし、トイレにはサイクリストが自由に使えるシャワールームまで完備されていた。また、GIANT社のフラッグシップショップのトイレのサインなど、あまりにも気が利いているではないか。

 台北中心部で、われわれをガイドしてくれた陳さんが「公道上の自転車専用レーンの設定は失敗だったね」とつぶやいた。確かに、自動車の駐停車スペースと自転車レーンが干渉し合っているし、さらには尋常でない数のスクーター軍団の走り方を見ると、設定がやけに短絡的だし、修正の余地が大いにありそうだ。とはいえ、郊外の自転車専用道は、地図を見ただけでも膨大なルートが設定されている。

 ちょうど同じタイミングに、親しくしていただいている編集者でサイクリストの澤田さんが台湾へ向かうことを、出発前の中部国際空港でfacebookを開いて知った。なんとほぼ同じ日程で台湾に滞在するという。ただし、澤田さんは東海岸を旅するということで、現地では結局会えずじまいだったが、サイクリストは台湾に向かっているのだ。台湾での自転車ブームを後押しした映画があるというので、レンタルしてDVDで観賞した。タイトルは『練習曲』。ただの自転車推奨プロモーション映画ではなかった。そこにはリアルな台湾が、自転車の視点から描かれていた。

 ゆるゆる遠州サイクルツーリズムでは、3月17日(土)にロングライド、18日(日)にガイドライドというツアーイベントを開催する。そこに、台湾からのゲストサイクリストを招いている。惜しくも定期就航便のスタートに間に合わないので、那覇を経由して静岡空港に降り立ってもらおうとしている。果たして、早春のわれわれの“ゆるゆる”みちや風景資源は、台湾のサイクリストにどう映るだろうか。

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