グリーン電力 その３ グリーン電力証書を簡単に

第三回　グリーン電力証書「もうちょっと簡単に」編

簡単に書いてるつもりでも、分かりにくいのが「グリーン電力」。(笑)

大事なとこなので

今回は前回とダブることも多いけど
「グリーン電力証書」について、もう少し簡単に書いてみます。

風力や太陽光などの自然エネルギーから発電された電気は
火力や原子力といった従来のエネルギーから発電された電気と違う

というのが、根本的な考え方。

何故なら、従来のエネルギー発電と自然エネルギー発電の共通項である

◆テレビやエアコンを動かす「エネルギーとしての価値」
としての価値のほか

◆地球環境や私たちの未来をより良くするといった「エコ価値」を持っている

という風に、考えることができるからです。

そのかわりといってはなんですが
地球環境や私たちの未来にちゃんと配慮している自然エネルギー電気は
その配慮をするために、従来の電気に比べて高い発電費用が必要になります。

なので

「地球環境や私たちの未来に配慮している分」＝「エコ価値」
を評価してあげなければ、従来の電気とちゃんと競争することができず
これからも発電していくことができなくなってしまいます。

このような現状から

『自然エネルギー電気の持つ「エコ価値」に対して対価を支払ってくれる人が
その自然エネルギー電気を使っていると見なす』というルールが生まれました。

そして、この「エコ価値」を証明したものが「グリーン電力証書」という訳です。

このルールによって

自然エネルギー電気を使いたい人は
発電施設を持たなくても、「エコ価値」＝グリーン電力証書を購入するだけで
手軽にこれを使うことができます。

また、自然エネルギー発電所に証書の購入費用がわたることで
これからも地球環境や私たちの未来のために役立つ
発電を続けていくことができるようになるのです。


※次回は、グリーン電力証書のしくみ、かな？