Oは、(当館が)開館された年(1991)に初めてタカチホヘビ(写真)に出会うことができました。 それは、1991年7月26日のことです(ずいぶん古い話ですが)。 当時の面河村大成の林道側溝において、計9匹の本種を確認しました。 後からわかったことですが、7~8月は、繁殖期であり、この時期は夜間にウロウロするみたいです。 当時、新しくできたばかりのコンクリート製の側溝(三面張り)には、本種以外にセアカオサムシをはじめとした昆虫類もよく落っこちておりました。 幸いにして側溝中には、落葉・落枝が土砂とともに多数はまっており、その中に生物たちが隠れており、炎天下の影響を免れていたようです。 写真下にもありますように、本種は鱗が小さいため、鱗-鱗間の皮膚が露出していることです(とくに体を張り出したときなどには)。 つまりこれは、乾燥に弱いことを意味しています。 だから日中は林床部に隠れているのです。
この間ご紹介しました「面河・石鎚キュレーター養成プログラム2010(コミュニティキュレーター(=地域学芸員)養成講座)」も順調に進めています。 応募状況もまずまずです。
先日、主任講師の菊間彰さん(よろず体験事務所 をかしや代表、写真)が今治からお越しになり、Oと一緒に面河渓本流、支流を歩かれ、丹念に現地調査(下見)を行いました。 菊間さんは、面河渓の(景観)ド迫力に(「うらやましく、すばらしい自然環境!と」)驚かれておりました。
*よろず体験事務所 をかしや ↓↓
*面河渓本流・五色河原で(思わず)Vサインをする菊間講師!