面河山岳博物館へようこそ!

石鎚山系と久万高原の自然、博物館の活動などを紹介するブログ

高千穂蛇の話(2)

2010-09-24 09:35:07 | 自然

Oは、(当館が)開館された年(1991)に初めてタカチホヘビ写真)に出会うことができました。 それは、1991年7月26日のことです(ずいぶん古い話ですが)。 当時の面河村大成の林道側溝において、計9匹の本種を確認しました。 後からわかったことですが、7~8月は、繁殖期であり、この時期は夜間にウロウロするみたいです。 当時、新しくできたばかりのコンクリート製の側溝(三面張り)には、本種以外にセアカオサムシをはじめとした昆虫類もよく落っこちておりました。 幸いにして側溝中には、落葉・落枝が土砂とともに多数はまっており、その中に生物たちが隠れており、炎天下の影響を免れていたようです。 写真下にもありますように、本種は鱗が小さいため、鱗-鱗間の皮膚が露出していることです(とくに体を張り出したときなどには)。 つまりこれは、乾燥に弱いことを意味しています。 だから日中は林床部に隠れているのです。

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高千穂蛇の話(1)

2010-09-22 08:00:20 | 自然

今月のある晩(21時過ぎ)、路上で小さな1匹の蛇を発見しました。 最初は、の小枝かな?と思って近づくとタカチホヘビ(高千穂蛇)の成蛇でした(写真上)。 Oにとっては、この発見(再会)は少しばかり久しぶりでした。 本種は夜行性で、昼間は石や朽木などの下に隠れており、夜間に這い出してきてミミズを食べます(・・・・・まるでサンショウウオ(山椒魚)みたい!)。 体長は40cmくらいから立派な親(サイズ)であり、ヘビ類にしては小柄な方です。 特徴は、おとなしい顔つきと茶褐色の地に背中の1本の黒色ラインがあることです(写真下)。

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面河渓下見

2010-09-20 10:34:47 | 日記・エッセイ・コラム

この間ご紹介しました「面河・石鎚キュレーター養成プログラム2010(コミュニティキュレーター(=地域学芸員)養成講座)」も順調に進めています。 応募状況もまずまずです。 

先日、主任講師の菊間彰さん(よろず体験事務所 をかしや代表、写真)が今治からお越しになり、Oと一緒に面河渓本流、支流を歩かれ、丹念に現地調査(下見)を行いました。 菊間さんは、面河渓の(景観)ド迫力に(「うらやましく、すばらしい自然環境!と」)驚かれておりました。 

*よろず体験事務所 をかしや ↓↓

http://wokasiya.jp/index.html

*面河渓本流・五色河原で(思わず)Vサインをする菊間講師!

Kikuma


お猿

2010-09-15 10:29:06 | 自然

最近、近くのクリへお猿2匹がやってきてはクリを食べています。

写真は、遠くから撮影したもので、小さく写っております。 人が近づくと逃げ込んでしまします。

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「面河・石鎚キュレータ養成プログラム2010」始動!

2010-09-14 12:58:46 | 展示・イベント

久万高原町では、面河・石鎚フィールドミュージアムを設定するにあたり、石鎚国定公園内における地域資源を発掘し、物語化することができ、地域還元化をすすめることができるコミュニティ・キュレータ(地域学芸員)を養成します。

開催日は、平成22年10月31日(日)および11月13日(土)の2回連続です(2回連続で参加できる方を優先させていただきます)。 主任講師には、よろず体験事務所 をかしや代表の菊間彰さんをお迎えします。 申込締め切りは10月20日です。 詳しくは当館0892-58-2130まで。

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