面河山岳博物館へようこそ!

石鎚山系と久万高原の自然、博物館の活動などを紹介するブログ

双子?

2008-09-23 15:05:23 | 自然

本日23日、地元のT子さんが畑で発見された「インドウリ(ハヤトウリ)」と「どんぐりトマト」を持ってきてくれましたので報告します。
T子さんは、ヘビや虫などをいつも気にかけ、「これは!」と思うものは当館にすぐ連絡をしてくれています。

さて、インドウリは、一節に一つの実があるのが普通ですが、なんと二つも。。
しかし、少し調べると「五つも実った」という例もありました。(^^;)
そんなに珍しくはなかったのですが、“ほのぼの”とした地域の話題提供とさせていただきます。
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クロスズメバチ

2008-09-19 17:11:15 | 自然

今日の午後には台風13号は四国を抜けたようです。
博物館周辺では昼前から晴れ間が。

事務所から外を見ると、その晴れ間の中をたくさんの昆虫が飛んでいるのに気づきました。
アミですくってみるとすべてクロスズメバチでした。
行き先を追ってみると、事務所前の崖の隙間に入っていっているような。
もしかしたら巣があるのかもしれません。


雨の面河渓

2008-09-15 13:34:21 | 自然

9月の三連休最終日(15日)は、朝から雨が降っています(写真)。
紅葉期を間近にして、関門地区は大型観光バスが目立つようになりました。
ツアーの方は、集合時間もあり、急いで五色河原まで歩き、時間があれば帰りに入館いただいております。

本日、ツアーの方のなかでは、とくに人気があったのは「黄金ガエル(ツチガエルのアルビノ)」でした。
観覧者は、しきりにシャッターを押していました。

Photo ?館内から眺めた景色


スズメバチに注意!

2008-09-13 16:31:52 | 自然

昼前に博物館へやってきた郵便屋さんが、配達途中にキイロスズメバチに刺されたそうです。
「歩くたびにズキズキするげー。」「おかしいと思たら、はよ病院いきーよ。」

スズメバチに刺されたら死ぬ、と勘違いしている人がよくいます。
確かにアレルギー反応が強く出る人は、大事に至ることもあります。しかし、これはごく一部で、多くの場合は痛みと腫れで治まります。
慌てず、刺された場所から離れて、抗ヒスタミン剤などの薬を塗ってください。
また、アウトドアショップなどに売られている毒の吸出し器も効果的です。
ただ、一度に複数のハチに刺されたり、刺されたあと、なんだか体調が変かなと感じた場合は、速やかに病院へ(皮膚科がいいようです)。

秋はキイロスズメバチの巣が最大サイズまで成長する季節です。
つまり、働きバチや中の幼虫の数もピークになり、巣を守るため最も攻撃性が高まる時期でもあります。
今年はキイロスズメバチの数が多いと聞いています。野山に出かけるときは、肌を露出しない服装や薬の準備など、ハチ対策をして出かけましょう。


ヤマカガシ「幼蛇」の「ようだ!」

2008-09-12 15:04:03 | 自然

昨日、当館近くの道路で、ヤマカガシ(ナミヘビ科)の幼蛇を発見しました(写真)。
今夏あたりに、孵化したもので、きっと生後1~2箇月でしょう。
毒蛇と知られる本種は、実はおとなしい性質で、人の気配がしたらすぐに藪などへ逃げ込もうとします。

さて、ヘビやカエル、トカゲなどの小動物が舗装された道路に出てくることがありますが、ときおり轢殺(Dead on the Road、略してDOR)された個体も見ることがあります。
環境アセスの調査だと、両生類・爬虫類相の把握として、このDOR個体を確認することは、いまや効果的な手法のひとつなのです。皮肉ですね。

ヘビが、アスファルト上に出てくる理由の一つとして考えられることは、体温を温めに来たのでしょう。
一般的に、ドライバーは、小動物を轢いても、それが小サイズのために気づかずに通りすがるでしょう。

秋は爬虫類にとって、冬眠前に一定の栄養を貯えないといけません。
これから、このような幼蛇たちを路上で見かける機会が増え、個人的(小職「O」)には嬉々としたものがありますが、毎年のDORの姿を見ると心は複雑になります。 (x_x)”

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