人形と動物の文学論

人形表象による内面表現を切り口に、新しい文学論の構築を目指す。研究と日常、わんことの生活、そしてブックレビュー。

私と犬の幸せ

2013-03-09 09:13:59 | 犬・猫関連
 私はいま、お人形の文学論なんてしようとしてるけど、実は子どもの頃、あんまりお人形(着せ替え人形)で遊ばなかったんですよね。ぬいぐるみばっかり。犬とか猫の、もふもふした、やわらかいの。
 人形遊びには、いろんな場面におけるありうべき感情の型を学習する、ロールプレイとしての機能があると指摘されますが、どうも人間の感情がピンとこず、犬のほうが共感可能に思えるのは、そのせいかもしれません。
 わんこかわいい。

 1、2年前、名古屋でひとり頑張っていた私が、結局実家に帰ることに決めたのも、ずっと頑張ってても一生犬一匹飼うことが出来ないのかな、と思ってしまったことが大きい。実家では、たくさんの犬と母が私の帰りを待っているというのに。ちょうどその頃、真っ白な猫がマンションの玄関に彷徨い込んできて、人に馴れていたのでどこかの迷い猫なんだろうと思ったんですが、数日のうちに管理人さんか大家さんが追い払ってしまって。その日のうちに警察に届けるとか、たぶん何とかしようはあったと思うんですが。犬ですらなく、人に馴れた猫一匹その時の自分にはどうすることも出来ないという事実をつきつけられたことが、立ち直れないくらいショックだった。まあ猫ちゃんは、もとのお家に帰ってるかもしれないですけどね。
 なんかね、犬を自分の子どもだと思い込むような普通じゃない感覚の人間には、幸せなんか望むべくもないのかな…って。私はただ、自分の子ども(わんこ)とつつがなく生活したいだけなのに。

 たぶんこれから、私がどこに行くことになっても、私の子どもわんこ

は連れて行くと思います。20kg超の太った犬だから、どうやって連れて行こうか考えただけで大変…。


子犬の頃(右)。左の子は貰われていった。
まるでぬいぐるみ。この頃は大人しくていい子だった。

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