回覧板

ひとり考え続けていることを公開しています。また、文学的な作品もあります。

詩『言葉の街から』 対話シリーズ 6605-6608

2024年08月17日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 対話シリーズ



6605
ゆっくりと息を吐いていくと
いつもと違った路地に出る
(あ 今身を解(ほど)いたな)と気づく



6606
この世界内を生きていたら
やさしそうな学校の先生たちと対面し
無数の硝煙を潜(くぐ)って来た



6607
ものごとを考え行動するとき
知らず知らず
まぼろしのクモの糸が心身にくい込んでいる



6608
時代を超え遠くまで飛翔したつもりの
にぎやかな幻想も
イカロスの翼にすぎなかった


最新の画像もっと見る

コメントを投稿