原子力防災計画修正案まとまるNHK
四国電力・伊方原子力発電所の事故に備え、被ばくを抑えるヨウ素剤の配布ルールなどを盛り込んだ愛媛県の地域防災計画の修正案がまとまり、県の防災会議で了承されました。
県庁で開かれた愛媛県防災会議には、自治体や警察、消防など、防災の指定機関からおよそ60人が参加し、ことし2月にまとまった県の地域防災計画の「原子力対策編」の修正案が示されました。
中村知事は「福島第一原発の事故を踏まえ防災体制を着実に進めるため見直しを実施した」と修正案の意義を説明しました。
修正案では、国の指針に基づいて▽原発からの距離や事故の経過に応じた防護措置の検討、▽放射線のモニタリング体制の整備、それに▽甲状腺の被ばくを防ぐヨウ素剤を住民に配る際のルールづくりの3つの項目が新たに盛り込まれています具体的には、事故の発生から放射性物質が放出されるまでの事態の推移を「警戒事態」「全面緊急事態」など4つの段階に分け、原発からの距離と合わせて屋内退避や避難といった取るべき対応を定めています。
また、ヨウ素剤を配る際には事前に住民説明会を開き、原則として医師が服用や保管の方法について説明するなどとしています。
12日の会議では、修正案について異論は出ず、原案のまま了承されました。
07月12日 21時05分
四国電力・伊方原子力発電所の事故に備え、被ばくを抑えるヨウ素剤の配布ルールなどを盛り込んだ愛媛県の地域防災計画の修正案がまとまり、県の防災会議で了承されました。
県庁で開かれた愛媛県防災会議には、自治体や警察、消防など、防災の指定機関からおよそ60人が参加し、ことし2月にまとまった県の地域防災計画の「原子力対策編」の修正案が示されました。
中村知事は「福島第一原発の事故を踏まえ防災体制を着実に進めるため見直しを実施した」と修正案の意義を説明しました。
修正案では、国の指針に基づいて▽原発からの距離や事故の経過に応じた防護措置の検討、▽放射線のモニタリング体制の整備、それに▽甲状腺の被ばくを防ぐヨウ素剤を住民に配る際のルールづくりの3つの項目が新たに盛り込まれています具体的には、事故の発生から放射性物質が放出されるまでの事態の推移を「警戒事態」「全面緊急事態」など4つの段階に分け、原発からの距離と合わせて屋内退避や避難といった取るべき対応を定めています。
また、ヨウ素剤を配る際には事前に住民説明会を開き、原則として医師が服用や保管の方法について説明するなどとしています。
12日の会議では、修正案について異論は出ず、原案のまま了承されました。
07月12日 21時05分