大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

福島原発事故と危機意識について

2011-04-22 12:00:00 | 原子力関係
 3月11日に福島原発の事故が報道されてから1ヶ月以上がたちました。本当にショックで眠れない日々が続いたのですが、仕事で大阪、奈良、京都、名古屋、金沢の街を訪れ知人に会ったり、いろいろなお店で食事をしたりしながらお会いした方に原発事故のことをそれとなく伺ったのですが、ほとんど他人事、もしくは自分たちの地域とは全く関係ないような口ぶりでした。放射能汚染とは無縁の生活をしているようで正直同じ日本に住んでいる人間とはとても思えませんでした。僕の予想では浜岡原発かもんじゅで事故がもう一発起こらないと放射能に対する危機意識は芽生えないのかなと思います。世界中が福島原発事故に対して注視し、心配し、大変な危機意識を持っていることとは対照的に関東から西の人々はあまり心配していないように見受けられるのはちょっと残念です。「こりないな」とあるジャーナリストが警鐘を鳴らしています。「原発立地県以外の住民は人ごとと考えているようだ。御用学者が原発は安全だという。これを額面通りに受け止めているのではないか」また「いったん安全と思いこむと、現実を見ても頭が急には切り替わらない」原発は安全だと洗脳される事によって原発がどうしても必要なのだというキャンペーンが効きすぎていることと、計画停電や夏場の消費電力が足りないという電力会社の欺瞞的な報道を真に受けている人たちが多すぎるということも福島原発の重大な事故の後にもかかわらず原子力を容認する人が沢山いることはこの国のめでたい人々の頭の中味の程度がよく分かります。よって日本は本当に破壊され、沈没寸前といっても過言ではないと思います。


原発の今後に世論温度差 事故後も多い容認派
2011年4月20日
 東京電力福島第一原発事故で深刻な放射能漏れが続いている。電力供給の約三割を原発が担う日本のエネルギー政策について、いまこそ決断の時だろう。“地震大国”だけに、不便を覚悟して脱原発へかじを切るのか、次の原発事故におびえつつ共存するのか-。実は世論調査では、原発の今後について「廃止・減らす」よりも「増設・現状維持」との回答が多い。識者十人に調査結果やエネルギー政策のあり方を聞いた。 (篠ケ瀬祐司、秦淳哉)

cafe

2011-04-22 10:29:33 | 日記
旅をする中で古本屋さんと素敵なcafeを探すことはとても楽しいことだけど金沢の街では素敵なcafeはただの一軒も発見できなかった。どうして無いのか理由はわからない。文化のバロメターとしてcafeはとても重要だと思うけど…会津、仙台、一関、五所川原、小樽 等を訪れてもかなりハイレベルなcafeがあるのに…金沢には文化を発進する中継地はなさそうな気がする。とても不思議な街です。けっこう歩き回ったんだけど…

原子力を擁護するアナクロニスト

2011-04-22 10:00:00 | 原子力関係
 脱原発を主張する僕としては与謝野馨の「原発推進は決して間違いではない」という発言には正直あきれてしまいました。一度でいいから福島県に行き避難している人々の今の暮らしぶりと屋内待機している福島県民の窮状を視察してはいかがでしょうか。また世界中から日本が海洋汚染、大気汚染、テロ国家と烙印を押されていることに関して何も考えていないように見受けられます。これからほとんどの日本人が犯罪者と見なされる可能性があることに与謝野馨は気付いていません。早く大臣をやめてほしいです。(以下記録と保存の意味を込めて紹介します。よかったらどうぞ)(4/18作成)

「政治の癌」・与謝野馨「原発推進は決して間違いではない」と開き直る

このところ与謝野馨が原発に関する妄言を連発している。

asahi.com(朝日新聞社):「原発推進は決して間違いではない」 与謝野経財相 - 政治

「原発推進は決して間違いではない」 与謝野経財相
2011年4月15日10時54分

 与謝野馨経済財政相は15日の閣議後の記者会見で、「今後も日本経済にとって、電力供給にとって、原子力発電は大事だ。(原発を)推進してきたことは、決して間違いではない」と述べ、東京電力福島第一原発事故を受けても「原子力は必要なエネルギー源」との認識を示した。
 与謝野氏は日本原子力発電出身で、通産相などとして原発を推進してきた。原発の安全性について「言い訳がましいことは言いたくないが、最良の知見、最善の知識、最良の技術でベストなものをその当時は作ったと確信をしていた」と説明。「原発を推進してきた立場として今回の事故に謝罪をするつもりはないか」という記者の質問に対し、「ないです」と述べた。

「ベストのものを作った」にもかかわらず深刻な事故を起こしたという主張は、普通の論理だと「原発推進自体に無理があった」という結論を導くものだろうと思うが、与謝野の思考回路は常人のそれとは全く異なっているらしい。

この与謝野の妄言には、閣内からも反発が飛び出した。

asahi.com(朝日新聞社):与謝野氏の原発推進発言に不快感 枝野長官 - 東日本大震災

与謝野氏の原発推進発言に不快感 枝野長官
2011年4月15日22時9分

 枝野幸男官房長官は15日の記者会見で、自民党時代から原発を推進してきた与謝野馨経済財政相が「推進してきたことは決して間違いではない」と発言したことについて「与謝野氏の個人的な見解だ。内閣としては今回の事態を受け、ゼロベースで検証を行う」と述べ、不快感を示した。
 福島第一原発事故を受け、与謝野氏は15日の閣議後会見で原発の安全性について「ベストなものをその当時はつくったと確信をしていた」と説明し、謝罪の必要性は「ない」と述べた。
 これに対し、枝野氏は会見で「検証の結果に基づいて今後の原子力政策、エネルギー政策については一から議論すべきだ」と強調した。菅政権は事故の収束にメドが立った時点で第三者委員会を設置し、自民党政権時代の政策を含めて経済産業省原子力安全・保安院、東京電力、原子力安全委員会の問題点を浮き彫りにする方針だ。

そりゃあれだけ記者会見やらされりゃ、枝野はもう原発なんてこりごりだと思っているだろうし、無神経な与謝野の発言には頭にきたことだろう。

枝野幸男といえば、こんな発言もあった。

asahi.com(朝日新聞社):小沢氏の倒閣運動「真摯に受け止める」 枝野官房長官 - 政治

小沢氏の倒閣運動「真摯に受け止める」 枝野官房長官
2011年4月14日18時43分

 民主党の小沢一郎元代表が菅政権の震災と原発事故への対応を批判し、倒閣運動を再開したことについて、枝野幸男官房長官は14日の記者会見で「現実に多くのみなさんに苦労をかけている状況なので、様々な批判があるのはやむをえない。真摯(しんし)に受け止めながら最善を尽くしていきたい」と述べた。
 一方で枝野氏は「国民が(小沢氏の)発言に対しても、政府に対しても、それぞれ評価をされるだろう」と述べて、小沢氏への共感は広がらないとの認識を示した。

なんとなく、「真摯に受け止める」という言葉とは裏腹に、枝野幸男が小沢一郎を小馬鹿にしているような印象を受ける。また、朝日新聞記者も小沢を馬鹿にするようなニュアンスを記事に込めている。
震災後、小沢一郎がいくら力んでもそれが空回りに終わり、浮いているような気がしてならない。小沢信者ももはや、「小沢さんじゃなきゃ震災に対応できない」なんて誰も言わない。小沢信者からは声高な菅批判こそ聞こえてくるものの、小沢待望論の声は驚くほど小さくなった。
やはり震災直後に「安否不明」と揶揄された雲隠れや、原発推進の是非についていっこうにスタンスを示そうとしない態度が信用を失ったのだろうか。小沢一郎の存在感はすっかり薄くなった。