私の夏休みが2日残っていることから始まった親孝行旅行。
なかなかいい感じのお寺。
どこに行こうか。
どこでもいいんだけどな。
最初の候補にあがったのは、奈良の秘境。多分、私が行きたいと以前に零したからだろう。父の提案。
でもね、あっちの方はベッドのあるホテルが少なく、あっても、お値段が高いところが多い。
ベッドがない和室では、母が畳の上のお布団からでは1人で起き上がれないので、夜中のトイレに困る。
親孝行旅行にはベッドは必須。
そして、喫煙OKの部屋が次の希望。こっちは父のため。
とりあえず、五條のホテルを取ったが、口コミとかホテルの感じが、なんとなく、母はあまり好きそうではない気がする。母の好みは、綺麗なビジネスホテルとかシテイホテルなのだ。
観光地でそれを求めると、今の私が3人分の支払いをしようとすると、不相応な…無理だ。予算がない。
これが最後の一回なら、無理もするが、父も母も定期的に出かけたくなる。同じ予算なら、2回連れて行ってあげる方がいい。
それに、五條では一泊では中途半端な感じ。秘境は、歩いてこそいい感じだが、母に、そして今は父にもそれを求めるのは無理。
色々考えて、行き先を変更。
そして、決定したのが、びわ湖大津プリンスホテル。
古いけど、だからこそ、喫煙OKの部屋があった😅
立地的にも、色々行けるところがある。
どうせドライブがメインなのだ。
9月28日水曜日。
直前まで、軽自動車で行きたいという父と「しんどいぞ!」という弟と結局、間に入った私とでゴチャゴチャはあったので、当日、朝は、父のご機嫌はそれほど良くない。
多分ね、次の日が相方のゴルフが入っていたので、相方の車を取り上げて、軽自動車でゴルフに行かせるのが父は嫌だったのだ。きっと。
素直じゃないんだから。
でも、同じ土俵に立つとますます揉めそうなので、笑い飛ばして、行き先相談。まだ、ルートすら決めてないのだ。
9時に出発とだけ決めて、相談する。
時間はたっぷり。
高速を使わず、下道で信楽回りで大津に行くことにする。
車に乗ると父の機嫌もいい。
お昼には、信楽に着く。
目当てのガイドブックに載っていたお蕎麦屋さんは、えー🤨たくさん並んでる。無理。
次は、羽釜炊きのご飯のお店。
うーん。おかずはそこそこ美味しかったんだけど、ご飯は期待したほどじゃない。
羽釜炊きなんだろうが、ジャーに入れてるのが良くないんじゃない。普通。我が家の炊き立てご飯の方が美味しい。
でも、道路沿いにたぬきのお店がたくさん並んでる。信楽に来た!と気分はあがる。笑
ちょっと、お店をひやかす。
後は、ホテルまで。
3時にチェックイン予定だから、のんびり走ればいいか。山道だし。
と思ったのに、父ののんびりは結構早いんだよ。
ゆっくりのつもりが、2時には大津に着いてしまった。
うーん。
今から新たにドライブもね。
父も母もそこまで元気じゃない。
近くの石山寺へ行ってみる。
駐車場に車を入れて、近くを散歩する?
母は、座っとくって。まあ、いいか。
2人に言われて、私1人、石山寺参拝。
なかなかいい感じのお寺。
私は、やっぱり、緑の多いところがホッとする。都会は苦手だ。
大きな木はいいねー。
山の中にいる気分。
天智天皇だよ。
大きな木はいいねー。
山の中にいる気分。
天智天皇だよ。
私たちの世代は、ネアンデータル人、クロマニヨン人から始まって、縄文、弥生など歴史の初期から習って、卑弥呼、飛鳥、奈良時代、平安、鎌倉、南北朝、室町、戦国時代、安土桃山、江戸と丁寧に習ってきた世代。
江戸後半からは、時間がなく駆け足で、明治、大正、昭和より、私は、古代から戦国時代までの時代に親しみを覚えてしまう。
私が関西に生まれ育って、聞き慣れた地名が近くにあるという環境のせいもあるのだろうな。
紫式部だ。
高床式だよね。
紫式部だ。
高床式だよね。
これ、素敵。
結構、広い境内。
父母を待たせているので、本当、駆け足でまわりました。
また、ゆっくり来たいね。
ちょうど、いい時間になり、びわ湖大津プリンスホテルへ。
そういえば、今回は、プリンスホテルの写真を撮るの忘れてた。
でも、県民割はちゃんと準備してきたよ!1人1000円のコンビニ券を購入すれば、1人6000円割引。実質、5000円割引。クーポンも1人4000円分もらえる。
31階で部屋からの琵琶湖の景色はとてもいい!
カーテンを開け放って、夕暮れを見る。
全てではないけれど、夕食の会席料理です。
母がとても喜んでくれたので、よし!
父は会席料理は、いつものごとく、量が少ないとか、こんな少しずつでぼったくりやとか…。
大抵は父に合わせてるんだから、たまにはいいじゃない。
明日のお昼はお肉を食べようか?
食後、父と翌日の比叡山ドライブウエイのコースを調べたり、京都に抜けて帰ろうかとか予定を立てていく。
父は、今日見てきた信楽焼きのたぬきも気になる様子。
弟たちへのお土産は、いつも食べ物ばかりだったけれど、何か思い出になるような、これは親父からもらったと見るたびに思ってくれるような物も贈りたいと思うようになったらしい。
あの狸はちょうどいいんじゃないかと。
多分、こんな時間も父は好きなのだ。でも、こんな事言い出すなんて、やっぱり、歳を感じてきた。
少し、寂しい。
母は、いつも通り、地理は苦手とお任せモード。現実的な母は、狸はどっちでもいい。邪魔にならないかばかり気にしてる。
家の中に置くんじゃなく、玄関先だから大丈夫じゃないだろうか。
そうしてる時に、末娘からのLINE。
相変わらず、子育て奮闘中。
ほぼワンオペなので、私は娘も気になる。
信楽からなら、奈良もそんなに遠くないんだよなぁ。
そこで、父に提案した。
もう一度、信楽に行って、狸買って、奈良回りで帰ろうか…。
予定変更。
狸買って、奈良。
娘に連絡すると大喜び。
翌日の朝食は、バイキング。
私は歩いて取りに行くのが難しい母のためにお給仕しながら、自分もしっかり食べました。
意外と母がたっぷり食べるのにびっくり‼️
私より量が多いんじゃない!
少しずつ、いろんな種類が楽しいのか…。
チェックアウトは11時なので、のんびりできる。
それでも10時過ぎには出発した。
本当は湖北とか行ってみたいところはたくさんあるけど、まあ、次回ね。
88の父母を連れた還暦過ぎの私。もう、私たちの旅行は、のんびりモードでいいのだよね。
信楽で父は、狸を、私は、娘へのお土産に娘とLINE交換しながら、フクロウを購入。
ここも、また、来たい。
のんびり選んでいるうちに、お昼だけど、朝、食べすぎたのでお腹は空かない。
ゆっくり、コーヒーのんで、お茶してから、いざ、奈良へ。
娘の家で小一時間ほど休憩して、帰宅。
マゴッチとひいじいちゃんばあちゃんとの交流もして、娘の気晴らしにもなったろう。
17時には父母を家に送り届けた。
この頃、旅行の後は、いつも思う。
後何回、こうして旅行できるのか。
今回は、父が何回もそんなことを言っていた。
その上、遠くに車で走っていくことが大好きだったのに、近場もいいなぁとか。
父は、私にも狸をと言ったけれど、私は、まだまだ、一緒に旅行するよ。
私がいるから、計画したり、ホテルを取ってくれるから、こうして旅行できると今回初めて、父が口に出した。
又、次の計画立てなきゃね。