長女が小学校の時、異文化体験で教わってきた水餃子。もう、すっかり、我が家の定番料理だ。
数週間前、ちっとも連絡を寄越さない長女に「元気?」のLINEを送ったついでに、そろそろ水餃子が食べたいんだけど、夫婦2人ではめんどくさいから、又、一緒に食べて!と送った。
律儀なところのある彼女から、「水餃子日和かな?」と連絡があり、昨日来てくれた。
先週は、一瞬で去っていったけれど、昨日はゆっくり喋れた。
釣りのリールの話から、実は両手で書けるとか、みんなできると思ってたら、そんなことなかったなんて話になって、彼女が実は左利きだったのかも?と判明。はじめての子なので、多分、何か持つ時、私が意識せずに矯正してたのかも。
そんな話から、自然に彼女の子どもの頃、もう、20年以上も前には、今ほど発達障害のことが世の中で言われてなかったけれど、私が密かに学習障害を疑って、調べていたこと。でも、相談するところもよく分からず、中学校くらいまではそこそこの成績だったし、できる教科はかなりでき、凸凹はあったけれど、高校も何とかやってたから、そのままになってた話も初めて彼女にした。
彼女も今頃になって、微妙な疑いを持っているようだった。でも、しょうがないとやってきたと。
おそらく、軽度なものなんだとは思うけれど、あの頃、もっと必死で相談場所を探せば良かったかなぁ。ごめんね。カウンセラーの人とは話した事はあったけれど、その頃は問題は登校拒否などの精神的なことになってたからなぁ。
本当にごめんね。
育てにくい子だった。はじめてだし、私も必死だった。
今の私ならわかる。おそらく、発達障害の傾向がある。
今は、相談機関がたくさんある。行ってみたら?と勧めた。
行くかどうかは本人次第。
とにかく、今も多分、少し変わった人とは周りから認識されているだろうけれど、小学校時代からの友達もずっといて、仕事も持って、今回、仕事でも認められていて、何とかやってるので、私はホッとしている。
彼女は嫌がっていたけれど、もしかしたら、認められた事による部署異動もありそうだという事だった。
今の部署が楽で良さそうなのだけどね。自分は、目の前の仕事だけでひっそりとやっていきたいのに…とは言っていた。
そんなこんな、今まで、彼女には腫れ物を扱うように接する時期もあったのが嘘のように、かなり、全て当然のように話せた。
水餃子を作りながら、食べながら…。
昔から同じパターン。
私が包み、彼女が湯がく。
彼女も人生のステージを上がった。