天才ギタリストの蒔野(38)と通信社記者の洋子(40)。
深く愛し合いながら一緒になることが許されない二人が、再び巡り逢う日はやってくるのか――。
出会った瞬間から強く惹かれ合った蒔野と洋子。しかし、洋子には婚約者がいた。
スランプに陥りもがく蒔野。人知れず体の不調に苦しむ洋子。
やがて、蒔野と洋子の間にすれ違いが生じ、ついに二人の関係は途絶えてしまうが……。
芥川賞作家が贈る、至高の恋愛小説。
アマゾンの説明より。
何を言葉にできるだろう。
この時間、真夜中のこの時間に読み終わったことが、嬉しい。この世界で私、1人になれる時間。静かな感動に浸れる時間。
やっぱり、平野啓一郎さん、好きだ。今、活躍されている作家の中で、恩田陸さんと平野啓一郎さんが1番好きかも。
そう。私は、音楽すらも、本からとなる。こういう本を読むと、コンサートに行きたくなる。バレエも観たくなる。私の中では、バレエは観る音楽なのかもしれない。