４月２３日（月）
４月８日のブログでクイズをしました。其の答えをブログ読者からいただきました。問題は以下の内容です。
Ａ君、Ｂ君、Ｃ君の３人が、１００ｍ競争をした。Ａ君の記録は12.5秒、Ａ君とＢ君の平均は13.6秒、Ａ君とＣ君の平均は12.3秒であった。では、３人の記録の平均は何秒になるだろう。
【読者の解答】
問題文から
Ａ＝12.5
（Ａ+Ｂ）/2＝13.6
（Ａ+Ｃ）/2＝12.3
展開すると
Ｂ＝２×（13.6）-Ａ＝14.7
Ｃ＝２×（12.3）-Ａ＝12.1
よって、３人の平均値＝（Ａ+Ｂ+Ｃ）/3＝（12.5+14.7+12.1）/3＝13.1
数式的にスムーズに解答を導き出されています。流石柔らかい頭をしておられる証拠です。出題者の解答例は、順序を追って回答をするように解説になっています。
平均の記録を求めるには、記録の数字を足して記録数で割るという操作を行えばよい、というのはご存知の通り。つまり、ＡとＢや、ＡとＣの平均を２倍して、その値からＡの記録を引くことでＢとＣの記録を求めることができる。これにより、Ｂの記録は14.7秒、Ｃの記録は12.1秒であると分かる。３者の記録を合計し、３で割ることでその平均が求められるので、（12.5＋14.7＋12.1）÷３＝答えは13.1秒となる。
どうでしょうか？ このクイズは客観力を養うトレーニングとして出題されていますが、問題の内容を冷静に分析する力＝客観力だそうです。
文章をゆっくり理解して読む癖をつけなければならないのです。
