GAIA所員のひとり言

建築設計事務所の一所員の、建築はもちろん、社会の様々なことについてのひとり言。

安全?危険??輸出ゼロ・・・

2011-07-05 18:21:04 | Weblog
こんな記事を見つけました。。。
「イチゴやレタス、5月の輸出ゼロ…風評被害」
(YOMIURI ON LINE 7月5日配信:
http://www.kudamononavi.com/zukan/strawberry.htm#nenyushutunyuu)
 
以下抜粋*****
 
東日本大震災の影響で、イチゴやトマト、レタスなどの5月の海外への輸出が「ゼロ」になったことが、財務省の貿易統計でわかった。

 欧米やアジアで高い人気を得てきた日本の農産物が、東京電力福島第一原子力発電所の事故による深刻な風評被害を受けていることが浮き彫りになった。

 貿易統計によると、今年2月のイチゴの輸出量は3万267キロ・グラムで、震災が発生した3月は1万9262キロ・グラムだった。その後の輸出は急減し、4月は前年同月比約94%減の419キロ・グラム、5月はゼロ(前年同月は1258キロ・グラム)に落ち込んだ。イチゴの主要な産地は栃木県や福岡県、熊本県だ。香港や台湾、シンガポールが主な輸出先で、今年3月までの輸出量は前年同月を大きく上回る水準を維持していたが、震災の影響で急ブレーキがかかった形だ。
 
以上抜粋*****
 
イチゴの輸出は、2005年頃からぐぐっと伸びを見せていました。
 
それが、なんと5月の輸出量がゼロ・・・
残念さ、悲しさを感じてしまいます。
そもそも規制値を超える野菜が見つかったものを、その産地からの同じ種類の野菜は出荷停止になるため出回ることはないと聞きます。
さらに、原発に近い栃木県産だけではなく、福岡県産、熊本県産も影響を受けるとは。
 
ある時、地元のスーパーでお買い物中、女性に話しかけられました。
「見て、これ福島産のブロコッリーよ。どうしましょう・・・」
そしてその女性は店員さんにこのお野菜は大丈夫なのかしら?と質問に行っていました。
店員さんは「売りに出ているので大丈夫だと思います・・・」との返答。絶対なんてありませんのでそうとしかいいようがありませんよね。。
 
う~ん・・・かなり複雑でした。。。
この行動が悪いとは思いません。不安な気持ちはみんな一緒です。
しかし、そうしてその地域が産地のものを購入しなくなると、どうなってしまうのでしょうか・・・
そのお野菜で生計を立てていらっしゃる方の生活はどうなってしまうのでしょうか。
お店に出てきているということは「ほぼ大丈夫」ということなのでしょう。
世界で安全性を疑われ、受け入れられないというなら、まずは日本国内でその安全性を示し、信用を取り戻していかなければならないのではないでしょうか。
 
日本が早く立ち直れるように、身近なところから取り組んでいきたいと思います。
 
 
tomo