シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0274■真夜中の出来事

2007-07-28 | ガン闘病記
ゴメンよ~。あんまり更新できなくて。おいらじゃなくて、アイツが・・・
おいらはきょうも生きてるし、けっこう元気だ。外はあったかいぜ~。
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最近のアイツはまるでネコだ。
夜寝ないで昼間寝たりしてる。なにやってんだか知らないけど、とにかく忙しいらしい。1日中パソコンの前でカタカタやってて、連れ合いがおいらたちのトイレまでそうじするようになった。
誰でもいいんだ、いつもキレイならさ。

そんなある夜に、それが起きた。
おいらはもう寝てたんだ。ストーブは消えてたけど、部屋はまだあったかかった。アニキと連れ合いに挟まれてぐっすりだったのさ。

(ホントにいつもみたいに寝てたんだ→)

急にヘンな感じがして目が覚めた。
苦しい。
ノドになんか詰まってる感じ。苦しい。気持ち悪い。吐きたい。
グェェェェってヘンな音がして、ノドがギューって狭くなってった。

まだ起きてたアイツがパソコンの前からすっ飛んできた。
「ピッピ、どうしたの?」 
おいらはからだを固くして吐こうとした。でもノドはくっついてくばっかりで、なんにも出てこない。苦しい、ホントに苦しい。
「吐きたいの?吐きなさい、ゲーッてやんなさい。」

アイツは下を向いてからだを固くしてるおいらの背中をなでながら言った。
吐きたいよ、でも出ないんだ。ホントにのどがピタッとくっつく感じ。
おいらはベッドの上でバタバタした。
連れ合いも起きた。アニキも驚いて、ハーってやってる。
でも、吐けないんだ。
(つづく)