シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0269■雨が止んで

2007-07-17 | ガン闘病記
「なんだ~。そんな赤ちゃんみたいに抱っこされて~。ホントはジジイなのに。」
外に行こうとしたらアイツが勝手に抱き上げて、通りかかった連れ合いが一言。
おいらは早く外でトイレがしたいのに、踏んだり蹴ったりだよ。
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雨が止んだ。あったかいのはいいよな。

きょうは散歩もしたし、サンデッキで昼寝もした。タビもいたけど、まっ、いっか。
3匹バラバラで寝てたよ。
きのうはテイケットウだったアニキもきょうは元気だった。バグバグ喰ってけっこう長い間パトロールに行ってたぜ。どこまで行ってんだか。
おいらなんか、その辺ちょろっとでおしまいさ。

こういう日は小さい子の部屋がいいんだ。
小さいからあったかい。アイツらの部屋はデカすぎてあんまりあったかくない。それに学校から帰って来るまで、誰もいなくて静かでいい。

(こうやって写真撮りに来るのはちょっとね。いつも言うけど、おいらはホントに写真がキライ。絶対カメラ目線なんかしないからね→)

でも、もっと寒い日はアイツらの部屋がいいんだ。
隣の部屋で仕事してるから、ちょくちょく見に来る。寝てる邪魔もするけど、毛布をかけてくれたり、ご飯を取り替えてくれたり、いろいろやってくれるのはいい。
うまくすれば昼間からストーブがつくかもしれないしね!まっ、あんまりないけど。

四つ足はいっぱい眠るんだ。二本足とは大違いさ。
トシをとったらもっと寝る。
病気になったら、もっともっと寝る。
だからトシで病気のおいらたちはホントに寝るぜ~。
でも、それがいいんだな。

あったかくて、静かで、ちょっと暗くしてくれたらもっといい。
だからおいらは毛布をすっぽりかけてもらうのが好きだ。うまくいけば自分でベッドの中に入り込んだりもする。
「あれ?ピッピどこ行った?外?」
って、アイツらが探しにくるくらい、すっぽりとね。

でも、このせいでご飯を喰いはぐったりするんだ。
姿が見えないからアイツらが出すのを忘れ、
おいらも爆睡で喰うのを忘れちゃうのさ。
寒いときは太んなきゃいけないから、これはマズいぜ。
(つづく)