シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0273■ストーブ・ラブ

2007-07-23 | ガン闘病記
なんでか知んないけど、メルマガ読んでくれてる二本足がどんどん増えてんだ。
ありがとニャン。
みんなどっから来んだろね。ガンの四つ足が珍しいのか?
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いや~、ワルい、ワルい。
「更新が止まるとコワい!」
って言われてるそうだけど、大丈夫。おいらは今んとこなんとかやってるよ。

「元気か?」
って聞かれたら、
「うん。ガンだけど。」
って言うしかないかな? ガンは病気なんだろうけど、それ以外のとこは
特に変わってないからね~。こういうのを元気っていうのかね?

ガンも困るけど、寒いのも困る。
でもここんとこ、昼間はあったかいし、夜はストーブがつくし、なかなかいい。
二本足たちはたま~にしかストーブを使わないけど、今年はおいらがガンだし、
「まぁ、ジジイだしなぁ。」
って毎晩、連れ合いがつけてくれる。なかなかいいヤツじゃないか。

ストーブがつくのは二本足のいない部屋。
おいらとアニキのためだけにつけてんだ。しばらくつけてると、
「暑い、暑い。」
「くさい、くさい。」

とアイツらは大騒ぎ。ドアを開けて冷たい空気をガーっと入れちゃう。

(ふん、あったかくていいじゃないか。あごの下の膨らんでるのがガンだぜ→)

「ピッピってこんなに近くで低いところにいてサンケツにならないかしら?」
「おいおい、ガンで生き残って、サンケツであの世、なんて勘弁だよ~」
「もう背中なんかカッチカチよ。よく熱くないわね~」
「そろそろ、消すか?」

おいおい、勝手に消すなよな。
サンケツってなんだよ。あのにおいのことか?
おいらにとっちゃ、大好きなストーブのにおい、いいにおいだぜ!
(つづく)