今できることは・・

日々変わっていく今できることに夢中になってる私を記録しよう

誰か教えて~

2012-05-10 22:37:08 | エピソード
先日、大阪への移動中の電車の中
お父さんと小学校低学年ぐらいの男の子の二人組
登山の装備をしていますが
これから山に登るのかそれとも降りてきたのか?
予想では、準備していったけれど
悪天候のため、断念した感じ
二人とも話すこともなく、黙って並んで座ってます。
防寒用としてきていた黄色の雨具のカッパの上着を
暑くなったらしく途中で、子供が脱ぎました。

そのカッパの上着
彼は、最初手に持っていたけれど
リュックに片付けることを思いついた様子。
まずは、カッパを入れる袋を取り出して、
上着をクルクル丸めて突っ込んだけれど
袋の中には、ズボンが入っていて、
上着を丸めただけでは、もう入りません。
困った彼は、もう一度ギュッと丸めてもう一度トライ
でもやっぱり入りません。
しばらく、考えて、
カッパをたたんでいれることを思いつきます。
たたみ方を知らない彼は、フード部分をの処理に悩みながら
何度も何度もチャレンジ
先に上着を入れて、そのあとズボンを入れようとしますが
やっぱり袋の中に上下両方入れることはできません。

時々ため息をつきながら、30分以上がんばります。
その間、隣に座っているお父さんは
手を出すわけでもなく
助言するわけでもなく
ただ見守っています。
私の方が、つい口出ししたくなるほど・・・
きっとお父さんも手も口もだしたかったことでしょう。

最終的には
残念ながら、降りる駅が近づき、時間切れで
お父さんが見本をみせることになるんですけど・・・
あれだけ頑張ったんだから、
きっと彼はカッパの収納方法をマスターしたことでしょう。

そんな人間ウォッチングを楽しみながらの電車旅でしたが、
今週はまさにそんな感じの毎日
新しいシステムになり、
わからないことだらけ
マニュアルで確認しながら、一歩ずつ一歩ずつ
壁に突き当たったり、つまずいたり
一歩進むのも大変です。
こんな時、誰か教えて~って叫びたくなるけれど
誰も教えてくれる人もなく・・

ふと、電車の中の男の子を思い出しました。