栃木県日光市山内に日光東照宮御旅所(にっこうとうしょうぐうおたびしょ)があります。
日光東照宮の御旅所は国指定重要文化財で日本三大奇橋の1つである神橋の近くにあります。御旅所とは神社の祭礼で、祭神が巡幸するとき、仮に神輿(みこし)を鎮座しておく場所のことです。
百物揃千人武者行列と呼ばれる渡御祭(とぎょさい=神輿が神社を出て氏子中などを回ること)の時は、東照宮の神輿舎から御旅所までの約1kmを鎧武者などが練り歩き、最後尾に神輿が運ばれます。御旅所に着くと「御旅所祭」が行われます。
神輿は御旅所神殿に祀られ、拝殿には三品立七十五膳と呼ばれる山海の幸が神職の手で供えられ、日光二荒山神社の巫女による「八乙女の舞」、日光東照宮神職による「東遊の舞」の二つの舞が古式雅やかに奉納されます。御旅所の拝殿、本殿、神饌所は国指定重要文化財です。
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