京都府京都市左京区南禅寺福地町に南禅寺があります。
南禅寺の方丈は大方丈とその背後に接続している小方丈があります。昭和28年(1953)にそれぞれ国宝に指定されています。大方丈は天正年間(1573-1592)に豊臣秀吉が献上した御所の清涼殿を、慶長年間の御所新築計画に伴って下賜を受け移築した建物で、小方丈は伏見城の書院を移築したものといわれています。
大方丈は入母屋造り、単層、こけら葺きの建物です。中央北に内陣、その南に御昼の間、東に鳴滝の間と麝香(じゃこう)の間、西に鶴の間と西の間があります。南側前面板張りの広縁があり、東側に柳の間、西側に狭屋(さや)の間があります。御昼の間は清涼殿時代に昼の御座であった御帳の間の別称を残していて、広縁の欄間彫刻、天井、板扉の形式とともに近世宮室建築の姿を伝えています。
大方丈の背後に接続した小方丈は寛永年間(1624-1644)に建てられた建物です。虎の間、3室(9畳、6畳、20畳)、広縁があり、屋根は切妻造り、こけら葺きです。襖絵の「水呑の虎」は狩野探幽の傑作といわれています。
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