滋賀県草津市下笠町に老杉神社があります。
現在の老杉神社の本殿は宝徳4年(1452)に下笠美濃守高賀が再建し、享禄3年(1530)に改修されたものです。江戸時代に向拝廻りが大修理され、木鼻などが取り替えられています。間口3間、奥行3間の三間社、流造り(ながれづくり)、檜皮(ひわだ)葺きの建物です。
母屋(もや)は内外陣に分けられ、内陣は3室あります。隅柱の上には舟肘木(ふなひじき)で軒桁(のきげた)を受け、その他の柱は軒桁を直接受ける簡素な形式です。母屋側面は2間ですが、後間1間に妻梁(つまばり)を架けて、前間1間を庇(ひさし)造りとする珍しい形式です。母屋には三方に縁、高欄を巡らし、脇障子が取り付き、浜縁を設けています。
この本殿は母屋の奥行に比べ向拝の出が広いことが特徴です。蟇股(かえるまた)には彩色された3つ重ねの玉・2連の椿の花の浮き彫りなどがあったり、母屋正面のみに桐・椿・笹・魚などの欄間彫刻を入れているのは、県下の中世の本殿では珍しいことです。老杉神社本殿は明治39年(1906)に国の重要文化財に指定されています。
下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://www.ueda.ne.jp/~ogino/japan/
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現在の老杉神社の本殿は宝徳4年(1452)に下笠美濃守高賀が再建し、享禄3年(1530)に改修されたものです。江戸時代に向拝廻りが大修理され、木鼻などが取り替えられています。間口3間、奥行3間の三間社、流造り(ながれづくり)、檜皮(ひわだ)葺きの建物です。
母屋(もや)は内外陣に分けられ、内陣は3室あります。隅柱の上には舟肘木(ふなひじき)で軒桁(のきげた)を受け、その他の柱は軒桁を直接受ける簡素な形式です。母屋側面は2間ですが、後間1間に妻梁(つまばり)を架けて、前間1間を庇(ひさし)造りとする珍しい形式です。母屋には三方に縁、高欄を巡らし、脇障子が取り付き、浜縁を設けています。
この本殿は母屋の奥行に比べ向拝の出が広いことが特徴です。蟇股(かえるまた)には彩色された3つ重ねの玉・2連の椿の花の浮き彫りなどがあったり、母屋正面のみに桐・椿・笹・魚などの欄間彫刻を入れているのは、県下の中世の本殿では珍しいことです。老杉神社本殿は明治39年(1906)に国の重要文化財に指定されています。
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