最新の審美&インプラント日記

天王洲アイル・天王洲インプラントセンター 小川勝久先生による審美とインプラント治療の日記と情報

鶴見大学での講演にいってきます。

2009-10-15 12:40:54 | Weblog
鶴見大学歯学部 顎顔面インプラント臨床研修セミナー

今日、これから、神奈川県の横浜市にある鶴見大学に講演に行ってきます。

この講演は、鶴見大学・顎顔面インプラント科が主催するセミナーで、日本口腔インプラント学会の為の認定医習得の為の研修です。(インプラントの専門医の教育 )
僕の講演の内容は、『インプラント治療は審美領域での欠損補綴の第一選択肢なのか』ということで、2時間お話をする予定です。
写真は、ちょっと怖いかもしてませんが、右側が術前・左が術後となっています。

一部の患者さんや歯科医は、インプラントが‘魔法の治療’に思っていますが、決してそうでは無いのです。きちんと虫歯を治す事。歯槽膿漏の治療が出来る事。被せ物をピッタリ作れる事。根の治療が上手に出来る事。入れ歯がきちんと作れる事。等が・・出来た上で、骨の移植や歯肉の移植といった高度で繊細な治療が出来るようになるのです。そして、その上で綺麗なインプラント治療が行えるのです。
ですので、ちいさな事の積み重ねなんです!

昨日も、ある患者さんから、前歯のインプラントでの相談がありました。聞けば「上の前歯にインプラントを入れたら、歯肉が後退してきて、長い仮歯になってしまった。長い歯のままでは困るので、何とかならないか?」との事でした。
患者さんには、歯肉の移植やインプラントの撤去(入れ替え)も含めてお話をさせて頂きました。

で、今日の僕の講演の内容は、ブリッジ治療とインプラント治療を比較して、審美(見栄え)を良くする為の目的でのインプラント治療は、安易に選択するのは控えた方が良いという事なんです。

そして、言い過ぎかもしえませんが(言い過ぎですが)毎日、保険治療で入れ歯を作っている先生が、突然、インプラント治療で綺麗にできるはずが無いのです。これは、毎日中華料理を一生懸命作っている人が、突然、フランス料理を作るようなものです。
* 例えが悪いですねぇ。

まあ、なかなか・・このブログを読んでいてくれる患者さんにも判りにくいとおもいますが、とにかく、きちんとした経験や実績のある医院で治療を受ける事。そして、歯科医の先生にお伝えしたい事は、日々、審美治療を行い、追求した上で、前歯のインプラント治療に取り組んで欲しいと言うことです