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4月3日 これからの玄関はCAZAして開ける

2007-04-03 | インテリア/建築
デザインも出し尽くしたら、次は機能で勝負。
というわけで各社から工夫を凝らした商品が出ています。
便利だというのは以前から感じていましたが、これらの商品、ただ、単純に「便利」という言葉で済ましてしまうには失礼なくらい、細かい配慮がされているのです。

車のドアを開けるのに、リモコンを利用することが当たり前にもなりつつある2007年、一生の買物とも言われる住宅の要、玄関ドアにも、その便利な機能を利用してみませんか?

トステム
CAZAS(カザス)

ドアのタッチボタンを押して、カードキーを“かざす”だけのスピーディーな施解錠が魅力。お手頃な2アクションキースタイルです。


操作は簡単。
タッチボタンを押して、カードキーをセンサー部分にかざします。
この作業だけで、上下2ロックが解錠。
帰宅時の操作手順は、次の通り。


① 玄関ドアに取り付けられたタッチボタンを押します。
② 受信ユニットにカードをかざします。
③ ドアにかけられた2つのロックが解錠されます。
④ ドアが閉まると自動施錠されます。

このシステムで私が特に優れていると感じたのは次の5点。
1. 上記④の自動ロックシステム
荷物を抱えている時や、ついつい忘れてしまいがちな施錠の作業も、自動ロックなら安心です。

2. 不正解錠防止機能
ピッキング対策にもとても有効なのがこのシステム。
一方のカギが開けられても、もう一方のカギを20秒以内に開けなければ、自動的に開けられた方のカギが再び施錠されます。
不正解錠だけではなく、例えば解錠した後、お隣さんに呼ばれてその場を離れてしまった場合も安心。20秒後には再び自動施錠されます。

3. オートロックではない・・・だけど自動施錠。
上記では自動施錠の便利さに触れてきましたが、オートロックだと一つ困る点があります。例えばホテルに泊まった際に、うっかりキーを持たずに廊下に出てしまい、中に入れなくなった。という経験はありませんか?
このシステムは、外から解錠した時のみ自動施錠機能が働きます。
つまり、室内側からサムターンを解錠した場合は、自動施錠されません。ちょっとポストへ新聞を取りに・・・、庭のお花に水やりを・・・。そんな時はもちろん、キーを携帯する必要はありません。

4. なくしたって平気♪
鍵をなくしてしまった。あるいは、盗難にあってしまった時、これまでなら、シリンダーごと鍵を交換されていたと思います。
カードキーは、登録制なので、新たに登録をやり直せば、落したキーで解錠することはできません。カードキーは、標準で5枚。必要に応じて1枚2,000円で購入できます。(但し、最大で8枚の登録まで)

カードキー。たしかに便利だけれど、慣れないので携帯することを忘れてしまいそう。そんな時は、タグキーを携帯ストラップとして利用してしまいましょう。
こちらも1枚2,000円。
上記と同様、ご家庭で簡単に登録することができます。


5.納得の価格
通常の玄関ドアの上代価格にプラス50,000円。
電気錠システムと聞くと、高価なイメージがありましたが、こんなにお手頃な価格で、便利さを手に入れることができるようになりました。

この他トステムでは、「簡易タッチキーシステム」というキースタイルもあります。
こちらは、プラス75,000円。CAZASの上位機種になります。
これは、日産マーチでも採用されているものとシステムは同じ。
専用リモコンが、かばんやポケットの中に入っていれば、タッチボタンを押すだけで簡単に解錠することができます。


三協立山アルミ
100V電気錠(キーガルタイプ)

こちらの商品は、他社にさきがけて登場した商品。
ハチセでも約5年前の住宅に取り入れた仕様です。こちらは上代価格64,800円。トステムに比べて少々高価にはなりますが、発売時期を考慮すると、破格の金額設定だったかも知れません。
機能は、CAZASとほぼ同じですが、以下にその特徴をご紹介します。

こちらは、カードキーではなく、車と同様のリモコンを用いて施解錠を行います。

標準で2個。追加は1個あたり5,400円です。



施解錠は「音」と「光」でお知らせしてくれるので、とてもわかりやすいのが特徴。
解錠時音:ピー!ピー!(音2回+点灯)
施錠時音:ピー!(音1回+点灯)

① ポケットの中からでも操作ができ、送信角度は360°
  
 
② リモコン寿命は約4年


③ 多少の水濡れにも安心。生活防水機能付き。


④ハイブリッド電波システム
 2000万通りの固定コードとリモコン操作ごとに電波コードがランダムに変化する可変コード部分により、不正な電波読み取りなどの悪用からも回避できます。

⑤紛失・盗難の場合の再登録制
CAZAS同様、再登録時に、紛失したリモコンデータは抹消されるため、紛失したリモコンを悪用される心配がありません。

⑥リ・ロック機能とピッキング対策
20秒以上ドアの開閉がないと、自動的に施錠します。
これもCAZASと同様の機能です。ピッキング対策はもちろんのこと、かばんの中で無意識のうちに解錠してしまった時も安心。また、オートロックではないので、ちょっとした戸外への移動に、鍵を持ち歩く必要がありません。

唯一違う点は、CAZASは入室時は自動施錠機能がありますが、キーガルは入室時もリモコンによる施錠が必要です。


YKKAP
ケイタイキーシステム


こちらは、従来からある電気錠システムの進化版。
携帯電話がテレビにもおサイフにもなる時代、ついに自宅の鍵にもしてしまったという商品。
録画・録音機能付きのインターホンなどとセットし、住宅全般の防犯を視野に入れた商品であることから、ケータイキーシステムのベーシックプランだけでも15万円もする少し高価な商品。
高価なので気軽に採用することはできませんが、時代の先端をいく商品だと思います。

特徴は、CAZASやキーガルとこちらもほぼ同じですが、以下の通りです。

①かざす操作で施解錠
おサイフケータイ機能搭載の登録電話(またはカードキー)でスピーディーに施解錠できます。

②ピッキング防止機能

③自動施錠
こちらは、設定によりオートロックにすることができます。

④室内からも施解錠
室内にあるコントローラーでドアを施解錠することができます。

これが、CAZASやキーガルと大きく違う点です。前述の商品たちが、低価格で設置可能なのは、電池を用いた仕様を採用しているからですが、こちらは高価格だけあって、室内のコントローラーとの接続が必要です。

⑤音と光で確認
キーガルと同様。

⑥停電時にも解錠
バックアップ電源を搭載しているので万が一の停電時でも、おサイフケータイ・カードキーでの解錠が可能です。(動作可能時間と回数に限りがあります)

こちらは、キーガルにはない機能です。
しかし、CAZASは、配線工事不要の完全電池式のため、停電にも全く影響はありません。


ますます便利に、そして快適に。
十分すぎるほど便利になった今日では、新商品の開発も、各社の苦労が見えますね。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (さぶ)
2007-04-06 23:49:07
便利になったものですね。
鍵を落とすことはこれまで2、3度あって、そのつど錠ごと替えていましたから、結構な出費でした。
Unknown (ogawa)
2007-04-07 09:33:20
ほんとに。
いつか、当たり前になる日が来るのかなぁ?とぼんやり考えています。
車のリモコンキーは、いまや驚く人も居なくなりましたものね。

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