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インテリアコーディネーターのブログ。
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7月23日 センスは知識でカバーできる?!

2006-07-24 | ひとりごと

今日、色の勉強を再開しました。
そういえば、資格を取得してからの5年間、すっかり遠ざかっていたような・・・。
ちょっとしたウォーミングアップ問題。たった16題。

さら~っと30分で仕上げてくつろぐ予定が、終わってみれば2時間半。
ほとんどがうろ覚え。
(あ~。なんかそんなんあった!)この言葉が頭の中で何度繰り返されたことか・・・。

最近、特に「色」の重要性について思い知らされています。プレゼンツールを作るにも、ポスターを作るにも、WEB上で表現しようにも。何をするにも色はものすごい力を持っています。
普段、何気なく見ている、雑誌の広告、お店の看板、標識。それらは全て計算されて、計画されてつくられています。そこには必ずある一定の法則があります。
中にはその法則を知らなくても、とても美しい表現ができる人が居ます。恐らくそういう人を「センスがいい」と言うのではないでしょうか。

でも、「センス」って、後から十分つくることができること、ご存知ですか。
全てのデザインに法則があるのなら、全てのものに意味があるのなら、その法則さえ知れば、その法則に従って組み合わせていけば、必ず調和が取れるハズなのです。

私が色を勉強しようとしたきっかけは2000年。
当時、インテリアコーディネーターのスクールを探していた私は、最終3つのスクールに絞り、検討を重ねていました。
① 町田ひろこインテリアコーディネーターアカデミー
② ヒューマンアカデミー
③ スペースデザインカレッジ

全ての学校を見学して、説明を受けて、自分が目指すものと自分に合っているという判断から、スペースデザインカレッジに入学することを決めたのですが、「色」の勉強をすすめてくれたのはヒューマンアカデミーの営業さんでした。

実は、講座の内容を聞くために学校を訪れ、それからすっかり意気投合(?)して2時間半、話し込んでしまっていました。
会社帰りに立ち寄ったので、帰るときにはすっかりビルの明かりが消えてしまって、玄関先まで送って頂いたほどです。

そのとき、インテリアコーディネーターから発展して、カラーコーディネーターの話になりました。ヒューマンアカデミーは、私の知る限り「色」に関してかなり定評のあるスクールですから、もちろん営業もあってのことだったのかも知れません。でも、なぜだか素直に自分の中に言葉が届いた瞬間だったように思います。(その後の執拗な勧誘もなかったし、入学もしていません。他のスクールの利点もしっかり答えて相談に乗って下さったくらいです。)

「女性は、ファッション誌などの雑誌を読むことが男性よりも多いが、それは無意識に色を見ている」
「もともと持っている染色体の関係から、女性の方が色に関する感覚が男性よりも優れているから、得だということ」
「法則さえ知れば、センスは後からついてくること」
「ファーストフード店に赤の看板が用いられるのは、赤が食欲をそそるという心理学にのっとったものだということ。もしもお腹をすかせた人が、隣同士に並ぶ2つのファーストフード店を見つけたとする・・・。一方は赤の看板。もう一方は青の看板。かなりの高い確率で赤い看板のお店を選ぶということ」
「話を聞いている限り、あなたにはAFTの色彩検定の方が、東商のカラーコーディネーター試験より向いているから、受験してみては?」

そんな話をされました。6年も前のことなのに、なんだかとてもクリアに覚えています。ここまでで、中には「あれ?」とか「そう?」と感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、とにかく当時の私は、こんな話にときめいて勉強を始めてしまったというわけです。
こうして書き綴ると、かなり単純ですね。

色に興味のある方は、少し勉強されるともっと楽しくなるかもしれません。毎日着る洋服やアクセサリーにも少なからず影響します。
それから、色の勉強をしようと検索していたら、なんとなくここにたどり着いたという方は・・・私の勝手な考えですが、3級からしっかり勉強されることをオススメします。基本は3級のテキストに盛り込まれています。3級の内容がしっかり理解できていれば、おおよそのことには対応できると思います。

そうそう。さんざん褒めておいて・・・入学しなかった私ですが、昨年のインテリアコーディネーター資格試験の受験の際にはお世話になりました。あの時からすでに5年が経っていましたけど。