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インテリアコーディネーターのブログ。
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11月7日 試験対策 Vol.2 「紙のサイズ」

2005-11-07 | 資格対策
昨日の雨がうそのような、秋晴れのすがすがしいお天気ですね。
昨年の今日は、社員旅行の出発日でした。朝の更衣室で、「たしかコートを着ていたよね」。という会話をしていましたが、昨年に比べると今年は随分暖かい日が続いているように思います。
寒いのが苦手な私にとっては嬉しい限りですが、最近の四季の曖昧さに一抹の不安を覚えます。

さて、4日に情報ガイドとして日頃私が利用しているサイト(一部を除く)をご紹介しましたが、すっかり照明メーカーさんを掲載するのを忘れておりました。
本日、追加しておきましたので、ご利用ください。

忘れてしまってはおりましたが、実は私が一番頻繁に利用するサイトです。照明プランの依頼は比較的多いように思います。数年前までは、カタログをコンビニでカラーコピーして、切り取って、貼って・・・。という作業を繰り返しておりましたが、今はネットを利用して欲しい画像が入手できるので便利です。

さて、今日は試験対策として紙のサイズについてまとめてみました。

日本で使われる紙のサイズは、大きく分けてA判とB判の2つの系列があります。A判は世界各国で使われている国際規格ですが、B判は日本独自のものです。ハチセの社内文書も、すこしずつではありますが、B判からA判へと移行しています。
特に、文房具を購入するときに、B判を使っていると対応がなく困ることがあります。

官庁では、長い間B判の使用を原則としてきましたが、92年11月の各省庁事務連絡会議の申し合わせ(「行政文書の用紙規格のA判化に係る実施方針について」)に基づき、93年4月から行政文書のA判化を計画的に推進し、97年には、行政文書の100%がA判化したとしています。

◆A判
A判は当時のドイツの工業院規格をそのまま採用しました。現在はISO(国際標準化機構)の国際規格になっています。A列はドイツのDIN(Deutsch Industrie Normen)のA列をそのまま採用し、面積は1㎡、縦と横の長さの比が1:1.414(ルート2)となるように841mm×1189mmを基本として、これをA列0判としています。
規格では最大の大きさは下図の外枠、A0判ですが、これ以上に大きいサイズについては例えばA0判の用紙を2枚つないだ大きさのものを「2A0」と呼ぶことで表現しています。

◆B判
B列は、A列との面積の比は1:1.5、縦と横の長さの比は1:1.414(ルート2)とし、1030mm×1456mmを基本として、これをB列0判としました。
B判は、江戸時代に徳川将軍家と御三家の御用紙だった美濃紙がルーツで、美濃紙の半分のサイズ(半紙)がほぼB4判となっています。
明治政府が公文書は江戸時代の美濃紙(B4)サイズを引き継ぎ、戦後もJIS(日本工業規格)が「帳簿類の寸法はB判を原則とする」と定めていたことなどから、80年代までは国の文書の9割がB判でした。



A0:841×1189mm
A1:594×841mm
A2:420×594mm(新聞紙1ページ)
A3:297×420mm
A4:210×297mm(雑誌・一般書)
A5:148×210mm(学術書)
A6:105×148mm(文庫本)

B0:1030×1456mm
B1:728×1030mm
B2:515×728mm
B3:364×515mm
B4:257×364mm
B5:182×257mm(週刊誌)
B6:128×182mm(小説・参考書・単行本)

試験でよく問題にされるのは、「A4サイズとB4サイズまたは文庫本が○○冊収納できる作り付け書棚が必要」。といった内容です。A4サイズとB4サイズについては、暗記しておくと便利です。
棚を作成する場合、棚の厚みは20~30mmで計算します。書棚1段の有効高さは、用紙サイズ+20~30mmのクリアランスをとると良いでしょう。解答例を参考にすると、A4サイズで内々330mm、B4サイズで内々390mm程度が一般的でしょうか。

A4とB4のサイズさえ覚えておけば、後は上の図に従って、計算するとおのずとサイズを見出すことができるので便利です。