あの車両を訪ねて

全国の保存・放置車両を訪ねています。

日本国有鉄道D51 469、阪堺電気軌道モ130/浜寺公園

2018-05-02 | 大阪府


大阪の繁華街、難波から南海線に30分ほど揺られると到着する駅、浜寺公園。ついこの間まで1907年に建てられた立派な駅舎が使われていたのは有名な話です。
そんな浜寺公園駅の目の前に広がるのが、大阪府の都市公園に指定されている、その名の通りの浜寺公園です。
この公園は非常に広大なのですが、公園の南西に位置する交通公園(駅からは1キロ以上…)には、2両の保存車があります。

交通公園に入り、豆汽車とゴーカートを跨ぐ橋を渡ると、一角にある実車の展示コーナー。
向かって左側には、お馴染みデゴイチが鎮座しています。



こちらの469号機は最終配置が紀伊田辺機関区であるため、この地域にも縁の深い車両です。非常に美しい状態で保存されていました。



そして隣には、阪堺電気軌道モ121形モ130です。元は南海電気鉄道が製造した車両でしたが、阪堺電気軌道が設立された際に南海より譲渡されました。
塗装は何度か変更されている様ですが、現在は南海時代の塗装となっています。昨年始め頃に再塗装された様で、綺麗な状態なのが嬉しいですね。



車内は改装されており、プレイスペースとなっています。撮影中もちらほらと車内で遊ぶ子どもの姿を見ることができ、心がほんわかとしました。笑
ちょっと一人では行きづらい感じもしますが、のんびりと車両たちを記録することができました。

〈物件データ〉
設置場所:大阪府堺市 浜寺公園内
公開時間:9時~17時(火曜日定休)

撮影データ:2018年2月24日14時頃