![吸血鬼ハンター28 D―夜会煉獄](http://ecx.images-amazon.com/images/I/81jJstomOgL.jpg)
今回のDは良かった。何か、昔のDのノリに戻った感じがしましたね。
実は、前作が前編、今回が後編なのですが、タイトルを別にしたのは正解だと思います。
正直、前作は、期待はずれというか、読んでいて面白く無かったんですよ。
本作は、前作を知らなくても、全然困らないです。
Dの基本要素が全て満載。異様な敵が何人も、次から次へと襲いかかってくる。
Dにもピンチが。でも、そこは左手君の出番。
貴族も、ダメ親父と、いいとこのお嬢的な婦人。
バラエティに富みます。
そして、シリーズ全体を貫く要素も鏤められている。
今回は、読んでいて良かったですねぇ。
名前だけの登場ですが、時だましの香、とか、そしてじゃんじゃん活躍する蒼いペンダント。
ご婦人貴族が遠い昔に見た事があるという。
菊池アクションの定番、仮面や影、マリオネットといった要素もいっぱい入っております。
Dシリーズを読んだ事が無いひとでも、本作はお薦めですね。
吸血鬼ハンター28 D―夜会煉獄