かぐや姫の物語。
そんな平安時代みたいな人々の生活は想像するしか術が無いんですが、この映画で描かれている人々はアニメ的な表現であるにもかかわらず、その存在感や生々しさは下手な実写映画よりもよほど説得力があります。罪と罰というところは結局よく分からないままでしたが、まぁよく知られている竹取物語のストーリーですから難しく考える必要も無く見る事が出来ます。ポイントは、かぐや姫が神秘的な存在ではなく、ひとりの女の子として豊かに表現されているというところなんでしょう。そういう意味で大成功の作品だと思います。そして地井武男さんの熱演が涙を誘います。