迷レンズ探訪

あまり陽の目を見ないレンズやカメラを取り上げていきます。

諏訪湖のほとりで生まれたHighkor 4cm F3.5

2020-04-05 16:55:47 | 改造レンズ、マウント改造

岡谷光学機械Lord ⅣAのレンズHighkor 4cm F3.5です。岡谷光学機械という会社は、戦前に東京光学(現トプコン)の関連会社として設立され、戦後にロード(Lord)という名の35mmカメラを作っていました。ロードは精工舎が販売していたそうです。Load ⅣAは1956年頃に発売された35mm判カメラです。入手した時にはすでに分解され、レンズユニットが外されている状態でした。


レンズユニットからシャッターを外して樹脂製のM42ボディキャップに穴をあけてレンズ後ろに取り付けました。これをM42マウントヘリコイドリングにつけてソニーEマウントで使えるようにしてあります。無限遠から0.4m程度まで近接できます。

 

古いレンズですのでそれなりの性能かと思っていましたが、どうしてなかなかな描写をするレンズでした。フルサイズで撮影しても四隅が流れるということもありません。やや周辺光量が落ち気味ですが、落ち方も結構スムースです。

Load ⅣAで使うよりは大幅に近距離での撮影になりますが、ボケもけっこう素直な感じです。

なかなか良いレンズのように思えます。40mmで使いやすい画角ですので、もっと持ち出して使い込んでみたいと思います。

いずれもSONY α7+Highkor 4cm F3.5

※カメラ/レンズの分解や改造は自己責任でお願いします。


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