今日のレンズは、オリンパスのオートフォーカス(AF)カメラOM707用の交換レンズ AF ZOOM 35-70mm F3.5-4.5です。
レンズ構成 8群9枚
最短撮影距離 0.45m
フィルター径 49mm
重量 250g
ミノルタα-7000ショックでオリンパスもAFシステムの開発を加速させ、1986年にOM707と専用AFレンズを販売となりました。AF駆動はボディ内モーターで行い、絞りはボディ側で制御方式です。それゆえレンズには絞りが付いていません。このあたりはミノルタαと同じです。ただマウントは、従来のOMシステムとほぼ同形状で、従来のOMレンズがAFカメラOM707には装着できるようになっていますが、逆にAFレンズはOM-1などのMFカメラのボディには装着できないようになっています。またOMレンズはレンズ側に着脱ボタンがついていますが、このAFレンズには着脱ボタンがなく、ボディ側に着脱ボタンがあるというシステムになっています。ということですので、仮にこのAFレンズがOM用マウントアダプターに装着できたとしても、外せなくなる可能性があります。まあ、デジタル時代では、使えそうで使えないレンズ、ということになります。
販売期間が短かったこともあり、OM-AF用マウントアダプターは販売されていないようです。自作された方もいらっしゃるようです。いつかはアダプター作るか、マウント改造するかして、デジタルで試してみたいものです。