今日の花見は、目が廻ります。さすが廻るレンズとして定評のあるCINE YASHINON 13mm F1.4です。
こういうレンズ、好物です。
飲んでないのに、廻っています。
いずれも、Pentax Q7+CINE YASHINON 13mm F1.4
今日の花見は、目が廻ります。さすが廻るレンズとして定評のあるCINE YASHINON 13mm F1.4です。
こういうレンズ、好物です。
飲んでないのに、廻っています。
いずれも、Pentax Q7+CINE YASHINON 13mm F1.4
8mmシネフィルムカメラ用のDマウントレンズ、アルコ写真工業のCINE-ARCO 1/2inch F1.8です。
とても小ぶりなレンズです。所有するDマウントのレンズとしては、Cine-Nikkor 13mm F1.9に次ぐ小ささです。Walz社製のUVフィルターが付いていました。
レンズ構成 ?
最短撮影距離 1フィート
フィルター径 19.5mm
ペンタックスQ7につけると、35ミリ判換算で約58mmの画角となります。イメージサークルは結構広いようで四隅が欠けることはありません。ただ、絞り開放では中心部でも甘い画面になります。そしてぐるぐる廻ります。
被写体に近づいて写すをと、バブルボケも盛大に出ます。
絞り開放で遠景写すと、ホアホアな画面になります。
5.6まで絞るとくっきりしてきます。でも周囲はまだ解像していませんね。
いずれもPentax Q7+CINE-ARCO 1/2inch F1.8
Dマウントレンズの中でもトップクラスの暴れっぷりです。こういうレンズは面白いですね。
CマウントのTVレンズPENTAX COSMICAR TV LENS 8.5mm F1.5で持ち出して、マウントアダプターを介してPentax Q7で撮影してみました。35ミリ判換算で39mmくらいの画角になります。すべて絞り開放での撮影です。
このような被写体では後ろが若干回っているように見えます。ちょっとすっきりしていませんが、ゆるさが程よい感じです。
このレンズは0.2mまで寄れます。最短撮影距離付近です。少しだけ廻っています。
このシーンも、けっこうゆるいですね。
いずれもPentax Q7+PENTAX COSMICAR TV LENS 8.5mm F1.5(C)
8mmシネフィルムカメラ用のDマウントレンズ、オリンパスのCine-Zuiko 13mm F1.8を持って、公園の紅葉を撮影です。
青空をバックに廻ります。
紅葉が廻ります。
絞って、遠景を撮ると、あら不思議、廻りません。
いずれもPENTAX Q7+Cine-Zuiko 13mm F1.8
なかな個性が強いレンズのようです。
8mmシネフィルムカメラ用のDマウントレンズ、オリンパスのCine-Zuiko 13mm F1.8です。ゼブラ柄のなかなか格好良いシネレンズです。
ペンタックスQ7につけると、35ミリ判換算で約60mmの画角となります。
少し四隅がけられますが、中心はかなりシャープです。
少し絞れ画面端もシャープになります。
近距離では、後ろボケがちょっと回っています。
Dマウントのシネレンズは、このぐるぐるが醍醐味なんです。
いずれもPENTAX Q7+Cine-Zuiko 13mm F1.8
先日紹介したYashica-8Sに付属していたレンズCINE YASHIKOR 13mm F1.9です。
レンズ構成 不明
最短撮影距離 30cm
フィルター径 24mm
このレンズをじっくり眺めてみると、何か以前にも見たことがあるような気がしてきました。所有しているDマウントレンズを持ち出して1本ずつ見てみると、そうです、Zunow Cine 13mm F1.9にそっくりではありませんか。違いは、
①YASHIKORはレンズ先端に黒色のリングが付いている
②距離表示が、YASHIKORはメーターで、Zunowはフィート
くらいです。全長もフィルター径も距離環や絞り環のデザインも同じです。
ウェブに載っていた1958年のヤシカの8ミリカメラのカタログを見ると、付属している13mm F1.9の標準レンズはズノーのブランドになっていました。
標準レンズに2つのブランドが存在していた理由は定かではありませんが、YASHIKORもYashica-8シリーズの付属標準レンズとして売られていたのでしょう。YASHIKORもZunowも富岡光学製とも言われているようです。詳しい方がいらっしゃればご教授よろしくお願いします。
レンズ表面にカビと汚れがあったので清掃しましたが、若干のレンズ内の汚れやレンズ表面の細かい傷は残っています。そのせいかもしれませんが、絞り開放ではフレアが比較的多く出ます。とはいえ、絞ればフレアは消えてしまいます。
絞り開放の近距離撮影では、後ろボケがけっこう回ります。
このあたりはZunow Cine 13mm F1.9とよく似ています。
いずれもPENTAX Q7+CINE YASHIKOR 13mm F1.9(Dマウント)
Dマウントの8ミリシネレンズはいずれも個性が強く、とても面白いですね。
以前の記事ではミノルタSRの中間リングに無理やり嵌めて撮影しました。その際に「無限遠がでるのは、30mm位から75mmまで」と書きましたが、久しぶりに持ち出してM42マウントヘリコイドリングに付け替えて試してみました。その結果、広角側18mmでも無限遠が出るようになりました。
また「このレンズはバリフォーカル」と書きましたが、広角側で無限遠が出るようフランジバックをきちんと合わせたところ、焦点距離を変えてもピント位置のずれはなさそうです。普通のズームレンズのようです。フランジバックが合っていない状態では、どうもバリフォーカルレンズのように見えてしまうようです。ちゃんとフランジバックを調整しないとだめですね。
間違った情報を発信して皆様に誤解を与えてしまい、申し訳ありませんでした。
先日紹介したYashica-8に付属していたレンズZunow Cine 13mm F1.9(Dマウント)です。
Zunowのレンズと言えば、一眼レフ用やライカマウントのものは珍品で高価なものが多いのですが、8ミリシネカメラ用のDマウントのレンズは比較的リーズナブルな価格で手に入れることができます。
レンズ構成 ?
最短撮影距離 0.3m
重量 67g
絞り開放では、白いベールがかかったような描写です。滲みもかなりあり独特の雰囲気を醸し出しています。
なおF5.6まで絞れば滲みも消えてきれいな絵になります。
近距離撮影での後ろボケはけっこう回ります。
夜景を撮ると、収差のオンパレードですね。なかなか面白いです。
いずれもPENTAX Q7+Zunow Cine 13mm F1.9(Dマウント)
先日紹介した広角レンズと同じKEYSTONE社のKEYSTONE-ELGEET 0.5inch F1.9と言うレンズです。マウントはDマウントで、焦点距離は0.5インチで12.7mm程度ですので、たぶん8ミリカメラ用の標準レンズだったのでしょう。
かなり小ぶりなレンズです。
写りのほうはどうでしょうか。
先日の広角レンズよりはかなりましですが、このレンズも絞り開放では周辺がややボケます。
絞るときれいに解像します。
絞り開放では、背景がグルグルまわり、個性を主張し始めます。
いずれもPENTAX Q7++KEYSTONE-ELGEET 0.5inch F1.9(Dマウント)
比較的おとなしめのDマウントの標準レンズですが、時にはちょっとだけ個性を主張することもある、なかなか面白そうなシネレンズです。
まるで望遠レンズのように細長いレンズですが、焦点距離7.5mmの広角レンズです。
Q7に付けると35ミリフィルムカメラ換算で34.5mm程度の広角レンズとなります。
KEYSTONE社は米国ボストンの会社で、このレンズはKEYSTONE社の8ミリシネカメラに付いていた交換レンズのようです。
さて写りのほうはどうでしょうか。
絞り開放では、真中だけ解像して周辺は見事にボケボケです。球面収差の影響でしょうか。
それにしてもこんなすごい描写をするレンズ、なかなかお目にかかれません。
でもF5.6まで絞ると、なんとボケボケは消えて見事に解像しています。
PENTAX Q7+Cine KEYTAR 7.5mm F1.4
裏と表の顔を持つ、ものすごい二面性のあるレンズでした。