岩千晶のつれづれ日記

教育工学を専門とし,高等教育における学習環境デザインに取り組むママ研究者の岩千晶が気の向くままに書いている日記

断腸の思い・・・

2006年06月11日 | Weblog
中学生のときに漢詩を勉強していて「断腸の思い」ということの意味を知った。言葉としての意味は知ったが、あくまでの表面的な理解であった。「あぁ、母猿が子猿をとられて辛かったのか」という程度。

いまは子を持つ母として「断腸の思い」の意味を心から感じ、理解することができる。

今日はまさに断腸の思いを感じた日だった。それは保育園に息子を預けに行ったときのことだった。最近息子は保育園に預けられると母である私に会えなくなることを学んだ。だから、保育園に近づくと不機嫌になるし、保育士さんに預けられると悲しい顔をする。でも、仕事があるわけですから、今日もバイバイをして、保育園の階段を下りて出口に向かった。でも、靴を履いたところで、大きな泣き声が聞こえてきた。うちの息子だった。

どうしても気になってまた階段を登り部屋へ向かう。息子はマットの上で寝転がって激しく泣いていた。(T T)先生も忙しくされていたので、保育園に対してどうのこうのいうつもりは全くない。ただ、息子にとても申し訳ない気持ちになった。だけれど、仕事をやめてということもできない。とりあえずその場では息子をむぎゅっとして落ち着かせてご機嫌になったところで仕事場へ向かった。

息子にさみしい思いをさせてまで仕事を続けさせてもらっているのだから、私はもっとがんばらないと。はやくPh.D とらないと…と強く思った。息子もがんばってくれているんだからね。ありがとう。りくぅー。私の愛するりくぅー。協力してくれて本当にありがとう。