非常勤で1年生を対象に「情報技術の実践」という授業をしている。ここに「エルサルバトルとの文通」をとりいれてみることにした。情報の授業なので本当は電子メールを使って交流をさせたかったのだが、現地の学生が使えるコンピュータ環境が整っていないとのことで文通になった。
情報技術の実践の授業で「手紙での交換」ではあるが、電子メールと手紙などアナログとデジタルを比較させてそれぞれ利点と欠点を考えてみることやエルサルバトルのことを事前に調べるのでWEBを使った調べ学習といった形でやっていこうと思う。
学生にエルサルバトルとの文通の話をすると非常に好評だった。あちこちから「おもしろそぉー」という声が上がってきた。おもしろいだけでおわってはいけないけれど、学生が関心を持ってくれたことはよいことだ。
いま、私は海外との交流学習について取り組んでいるが、自分の授業でやるのは初めて。授業者としても海外との交流をする上でどういった可能性課題があるのかを見出したいと思う。
今回の交流の場合は、相手は日本語の授業、こちらは情報技術の実践。授業目的は明らかに違う。こういう場合は最初にお互いの授業目的、めざすべきところを教員同士で話し合うことが非常に重要であると思う。その上で、両国にとって意義のある活動を進めていくためには、妥協点、といえば言葉が悪いが、お互いに納得しあえる授業内容を協議していくことが大切になる。
「どちらかにとってだけ意味があった」では交流学習が成功したとはいえない。お互いに意味があるからこそ、学ぶことも多いのではないかと思う。
さてどうなるか。6月にはいってから実施するのでまた報告します。