今年度最初の講座の場をいただいた。区のコーディネーターの研修会だ。
テーマは「通常の学級で子どもたちをどう理解するか」ということ、何だかちょっとわかりにくいテーマだなと思い、担当の方に確認してみたところ、要するに日頃の実践を報告してほしいということだった。
けれど、ちょっと苦しかったことがある。この研修は、各校のコーディネーターの方たちを経験年数で3つに分けている。今回の講座は、そのうちの一番経験年数が多い方たちに話をしてほしいということだった。
区の研修なので以前に話をさせてもらっている人もいるし、何年も特別支援に携わっている方たちもいる。今更基本的なこと、今や常識的なことをわざわざ前で発表してもしかたがない。どうしたものかと考えた。
で、結果的に今自分が一番関心のあることを話してみることにした。従来の一斉授業ベースにおける工夫よりも、より「個」への対応を意識した活動主体、協同的な実践の方に重点をおいてみるということだ。
講座の準備の方は、数日前から取り組み始めたものの、相変わらずなかなかエンジンがかからず、最後は当日の朝、早起きしてタイムプレッシャーをかけて何とか仕上げた。
途中、ちょっと方向が違うという思いがよぎったが、今更どうすることもできないので当初の方向性のままやってみることにした。
研修終了後、ちょっと違和感を覚えた。どうも参加者のニーズとあっていない気がした。
参加者には、たくさん通常の学級担任がいるわけではない。
だから学級担任の手立てや実践をそう知りたがっているわけではない。ましてやワークショップや学び合いなどは、「へえー」という感想はあっても、すぐ取り入れたいというものでもなさそうだ。
それよりも、特別支援に関心がない先生たちでも、日常の教室や授業の中で心がけたり、取り入れたりしていける考えや工夫を、「どのように伝えていくことができる」かが、求められているような気がした。
例えいい実践であっても、その先生でないとすぐにはできないものは、大量採用という問題を抱える東京の中では、あまり求められていない。
ん~、そんな授業や学級経営をやっているつもりはなかったのだけれど、気が付くと外側から見るとそんな風に見えているような感覚が伝わってくることがある。
今回の講座は、担当者からこういう内容でと言われているので仕方がないところもあるが、せっかく発信をするのであれば、求められているものに応えられるようになれるとよい。
所属する東京コーディネーター研究会で、来月のセミナーに向けて、チェックリストの見直し作業をしている。このセミナーでは、チェックリストを基盤としてミニ講座・ワークショップを行う予定でいる。「どのように伝えていくか」というニーズに応えられるものになればいいと思う。
テーマは「通常の学級で子どもたちをどう理解するか」ということ、何だかちょっとわかりにくいテーマだなと思い、担当の方に確認してみたところ、要するに日頃の実践を報告してほしいということだった。
けれど、ちょっと苦しかったことがある。この研修は、各校のコーディネーターの方たちを経験年数で3つに分けている。今回の講座は、そのうちの一番経験年数が多い方たちに話をしてほしいということだった。
区の研修なので以前に話をさせてもらっている人もいるし、何年も特別支援に携わっている方たちもいる。今更基本的なこと、今や常識的なことをわざわざ前で発表してもしかたがない。どうしたものかと考えた。
で、結果的に今自分が一番関心のあることを話してみることにした。従来の一斉授業ベースにおける工夫よりも、より「個」への対応を意識した活動主体、協同的な実践の方に重点をおいてみるということだ。
講座の準備の方は、数日前から取り組み始めたものの、相変わらずなかなかエンジンがかからず、最後は当日の朝、早起きしてタイムプレッシャーをかけて何とか仕上げた。
途中、ちょっと方向が違うという思いがよぎったが、今更どうすることもできないので当初の方向性のままやってみることにした。
研修終了後、ちょっと違和感を覚えた。どうも参加者のニーズとあっていない気がした。
参加者には、たくさん通常の学級担任がいるわけではない。
だから学級担任の手立てや実践をそう知りたがっているわけではない。ましてやワークショップや学び合いなどは、「へえー」という感想はあっても、すぐ取り入れたいというものでもなさそうだ。
それよりも、特別支援に関心がない先生たちでも、日常の教室や授業の中で心がけたり、取り入れたりしていける考えや工夫を、「どのように伝えていくことができる」かが、求められているような気がした。
例えいい実践であっても、その先生でないとすぐにはできないものは、大量採用という問題を抱える東京の中では、あまり求められていない。
ん~、そんな授業や学級経営をやっているつもりはなかったのだけれど、気が付くと外側から見るとそんな風に見えているような感覚が伝わってくることがある。
今回の講座は、担当者からこういう内容でと言われているので仕方がないところもあるが、せっかく発信をするのであれば、求められているものに応えられるようになれるとよい。
所属する東京コーディネーター研究会で、来月のセミナーに向けて、チェックリストの見直し作業をしている。このセミナーでは、チェックリストを基盤としてミニ講座・ワークショップを行う予定でいる。「どのように伝えていくか」というニーズに応えられるものになればいいと思う。