こんな思い通りとも思える人生を、悠然と楽しみ切って歩んでいる人がいるんだ!
話を聞いていると、超多忙なんですが、そんな多忙さなど歯牙にもかけずに超然と楽しんでいる。
紫根という古事記にも記されている、最も高貴とされる人々の着衣に使われた糸の染めに使われた植物ですが、化学染料の登場で駆逐されかかっていたものの再興に取り組んでいるFさん。
機織り作家の矢野さん、機の物語づくりや紫根の栽培に興味津々の女性二人とFさんを訪ねました。
Fさん、本職は建具屋さんで、芸術的な組子作りにも情熱を傾ける職人?それが、紫根づくりだったり、茜や紅花、藍などの栽培をはじめ、興味がどこまで広がり、楽しんでいるのか。
Fさんは、この幻のような紫根なるものの栽培に取り組んで18年になるとのことですが、今もって試行錯誤の只中なんでしょうね。
最初に、Fさんの長広舌につきあうことになるのですが、その話の面白いこと、興味が尽きることなくいつまでも聞いていたい、でも、時間もあるし、、、
で、最後の最後に、紫根の圃場にご案内いただきましたが、今年の異常気象の激しさと紫根栽培の困難さを思い知らされました。
今まで、紫根の栽培にチャレンジし、Fさんの門戸を叩いた方が何人もあったそうですが、誰一人として成功した方がいないとか。
出雲の国風土記には、赤名や吉田で自生していたと書かれていますし、武蔵野でも広く自生していたそうですから、きっとやりようはあるはず。
今日一緒にお邪魔した女性二人、前のめり、そんな様子でしたが、彼女達ならひょっとしてと思わせてくれ、これからのチャレンジを楽しみにしながら見守りたいものだと思っています。
ただ、紫根の栽培は経済から言えば全く(?)報われない、けれども、大いなるロマンのある“血沸き肉躍る”ことなのかもしれません。
本当に楽しみです!
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女性の元気の源って?と考えると、ネットワーク力かなあと思えます。
大半の男は、わき目もふらず仕事一筋ですから、定年後に新しい生き方や新しいネットワークを築くのは至難ですね。
その点、自分は、恵まれていたなあと感謝する日々です。
だったからこそ、新庄というステキなところと縁を結ぶことができました。
本当の陰様で、こちらこそ感謝です。