大道具さーん ちょっとー!

舞台美術製作 金井大道具㈱ごきげん営業阿部 ここに日々の業務を垣間見る。お気楽に「大道具さーん、ちょっとー!」

ヤマトタケル 開幕

2008年03月05日 | スーパー歌舞伎
3月5日「スーパー歌舞伎 ヤマトタケル」開幕。
東京、博多、大阪、名古屋の4ヶ月ロングラン公演。
体力、気力のマラソン公演であります。
皆様怪我の無いようにがんばりましょう。
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ヒョウと雪と

2008年03月03日 | スーパー歌舞伎
「ヤマトタケル」第三幕の稽古。
相模の国を平定したタケルが、大和への帰り道。
伊吹山に住む山神を退治に行くくだり。
神々の化粧や衣装が目を楽しませてくれる。
ヒョウや雪がこれでもかと降ってくる。
それを瞬く間に片付けたりととても忙しい幕です。
やがてタケルが死を迎え、一羽の白鳥となって大空へ飛んでゆく。

ラストは感動のカーテンコール。
乞うご期待!

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火と水と

2008年03月02日 | スーパー歌舞伎
「ヤマトタケル」第二幕の稽古、テクリハ。
この幕はタケル一行がだまされて火責めに会う場面と、
走水の海上で嵐に巻き込まれるシーンがおもしろい。
火と水を使いますが、どんなものかはお楽しみ。
ゆっくりしたお芝居とスピード感あふれる立ち回りの緩急が見せ所。
裏方さんもきっかけの連続、息をつく暇も無い。
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いよいよ

2008年03月01日 | スーパー歌舞伎
今日から役者さんが舞台に立って稽古が始まる。
その前に舞台上で安全祈願のお祓い。
演出家の猿之助丈を筆頭に劇場関係者全員参加。
千穐楽まで無事に勤まりますように。

続いて、照明あわせを兼ねてのテクニカルリハーサル。
役者さん、豪華な衣装もメイクもすべて本番どおり。
音も入れて、せりふも入れて入念なリハが続く。
一幕目、熊襲征伐のリハが終わったところで今日は終了。
明日は第二幕、焼津から相模の国へ入り、走水で嵐に遭遇するくだり。
舞台は九州から関東へ移るのであります。

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つるしてころして

2008年02月29日 | スーパー歌舞伎
大道具の仕込が終わると、照明さんに舞台を渡す。
照明さんはスポットの色や方向や焦点を一つづつ手作業で決めていく。
これをシュート作業と呼ぶ。
狙ったところにバシッと灯りを蹴りこむ感覚なのか。
このときに飛び交う照明さん同士の会話は、
“なめるように振って”とか
“さおでついて”とか
“つるしてころして”とか
団鬼六先生も真っ青のかなりハードな言葉が飛び交うときもある。



吊物にスチーマーをあてるの図。
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むすんでひらいて

2008年02月27日 | スーパー歌舞伎
初演1986年2月(22年前!!)
「スーパー歌舞伎 ヤマトタケル」
今回の台本の冒頭のト書きを読むと、

“音楽ありて紗幕越しに二枚の幕開く。紗幕上がり、舞台廻りながらセリ上がると、大和の宮殿、聖宮。”

大道具は簡素だが当時最新式の舞台機構を駆使し、とても印象深い幕開きだ。
木蓮の立ち木が美しい。

初演以来、幕開きを飾る木蓮の花。
“これでよし”とすることなく、
毎回、素材選択から見直して作り変えている。
今回の木蓮はいかがだろうか。
一枚一枚花びらの形を整えながら飾り付ける。
舞台仕込み二日目。
明日からは照明さんのシュート作業が始まる。

お疲れ様でした。


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おろしていれて

2008年02月26日 | スーパー歌舞伎
「スーパー歌舞伎 ヤマトタケル」大道具搬入。

新橋演舞場正面にて。
ラジオ体操、朝礼の後、搬入開始。
心配された空模様も、なんとか持ちこたえている。
もう雨男とは呼ばせない。


大道具、鉄骨、鳶、電飾、アルバイト総勢60人あまりの作業。


大型車5台、4t車3台分の道具。
大きな口をあけて待つ演舞場の舞台。
その大きさは、
間口11尺、高さ12.5尺であります。

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バラシて仕込んで

2008年02月25日 | スーパー歌舞伎
「ヤマトタケル」の稽古も今日はお休み。
使っていた本物の大道具をバラシてトラックに積み込み。

明日から新橋演舞場で仕込が始まる。

かたや演舞場では。
二月公演「わらしべ夫婦双六旅」千穐楽にて大道具のバラシ。
明朝には「ヤマトタケル」大道具が大勢やってくるのであるが、
その前に。
美術バトンの延長工事。
スーパー歌舞伎の舞台はワイドな設計になるので、
既存のバトンでは短い。
バトン延長、その数は二十数本。

仕込みの前の仕込み。

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稽古初日

2008年02月18日 | スーパー歌舞伎
「ヤマトタケル」稽古初日。
今日からスタジオで本物のセットを使っての稽古。
まず熊襲征伐のくだり。
第一幕の切れにあたる大立ち回りの場である。

初演から20年以上たっているので、
若い役者さんはまだ生まれていなかったという人がいるかもしれない。
かく言う私も20年ほど前にこの「ヤマトタケル」を観ました。
初演ではなくて再再演くらいだったと思います。
新橋演舞場の三階席でした。
そのスピードとスペクタクルに圧倒されました。

スーパー歌舞伎の原点。
是非多くの方に観ていただきたいと思います。

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建国記念日に思ふ

2008年02月11日 | スーパー歌舞伎
ヤマトタケルを漢字で書くと、
「日本武尊」(日本書紀)
「倭建命」(古事記)
の二つの書き方があるということ。

“建”国記念日に「ヤマトタケル」の稽古場の準備を始めることになっている。
というのはうそであるが、
偶然にも今日がその日になってしまった。
何か因縁を感じずにはおれない・・・よね。






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