今朝ボランティア先のチャリ
ティーショップで若いカップ
ルが真剣にベッドやダイニン
グテーブルを見ていました。
「なにかお手伝いできますか」
と聞くと「見てるだけなので」
と笑顔が返って来ましたが、
すぐに真剣な表情に戻る2人
何も買わず出て行きました。
しばらくすると、2人がまた
店内にいて再びベッドを見て
いるではないですか他のチ
ャリティーショップに行き、
いいのがなく戻って来た証拠
「あの2人、かなり真剣かも」
とマネージャーに耳打ちすや
彼女が2人に話しかけて・・
家具ばかりあれやこれやで、
約14万円分のお買い上げ
しかも、配達依頼の届け先が
ノースショアという超遠方
通常では断る圏外なのですが
「どうしてこんな遠くまで?」
と聞いてみたら、なんと最近
の豪雨で床上浸水し、家具を
すべて失ってしまったとか。
(※1月27日以降の集中豪雨)
(※友人宅の庭も池に)
ノースショアのチャリティー
ショップにはベッドがまった
くなく、どんどん遠くに来る
うちボランティア先にまで来
てしまったという話でした。
「他のものは大丈夫ですか?
タオルとかはありますか?」
「被害に遭った人に役立てて」
と、昨日、高齢女性が質のい
いバスタオルやハンドタオル
を10枚以上寄付してくれたの
を思い出し、売り場に案内し
女性のメッセージを伝えて、
「2、3枚どうぞ」と言うと2人
はバスタオルを選びました。
保険があるので、宿泊施設に
いて家具や備品もいずれは保
険がおりるそうですが、仮住
まいや立て替え払いはもちろ
ん、これから大雨のたびに不
安に駆られるかもしれないと
思うと本当にお気の毒です。
保険会社が支払う彼らの14万
円は、我々の団体を通じて別
の被災者に役立てられる可能
性が高く、寄付のタオルとい
い、みんなの善意をいとも簡
単にグルグル回せるNZ社会の
構造を改めて尊く感じます