ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

ボランティアライフ:PhD

2022-06-15 | 趣味・ボランティア・チャリティー
6、7年前の話を思い出し、
長いながら綴ってみます


以前のボランティア先だった
チャリティーショップに新人
ボランティアが入りました。


私はよく新人担当を任せられ
ていたので、マネージャーに
言われて挨拶に行くと、客と
してよく店に来ている女性で
英語の感じからしてヨーロッ
パからの移民のようでした。


彼女は自分の名前を告げると
「私は博士号(PhD)を持って
いるの。あなた、PhDってな
んのことだか知ってる?」

と突然言い出し、だから自分
にあなたの説明などいらない
と言わんばかりに、なにも聞
かずに行ってしまいました。


彼女は2、3回来た後、姿を見
せなくなり、ある日客として
やって来ました。その日はオ
モチャの袋詰めセールの日で
自分で選んだ袋1杯のオモチ
ャをレジに持って来ました。


袋の中身をカウンターに出し
て中身を確認しようとすると
彼女はカンカンに怒り出し、
「なぜ確認するのか。ボラン
ティアを信用しないのか

と声を上げましたが、袋の中
からは、ベビー服や犬の服な
どが出て来たので、オモチャ
ではないものを除外すると、
彼女は真っ赤になりました。

(※コレをオモチャっていく
らなんでもムリでしょう💦)


「これらはぬいぐるみの服で
オモチャの一部、キッチン用
品は子どものままごと用だ」
と主張しましたが、私が応じ
ない上にレジに列ができ、彼
女は会計をして帰りました。


たまたまレジにやって来たマ
ネージャーが、ベビー服や犬
服に気づいたので一部始終を
説明すると呆れつつ、彼女は
もう来ていないのでボランテ
ィアではないと言い、商品を
売り場に戻してくれました。


小1時間もした頃に、彼女が
「どうしても納得できない」
と言って戻ってきて、スタッ
フルームに許可なくつかつか
入って行ってしまいました。


私の対応が気に入らないと、
マネージャーに直談判に来た
のでしょう。奥にはマネージ
ャーの小部屋がありました。


状況確認のために呼ばれるか
なと思いつつ、忙しい土曜日
なのでレジを打ち続けている
と、彼女がさっきより赤い燃
えるような顔で店を出て行き
ました。私になにか捨て台詞
を吐いたようですが、客の頭
越しで聞こえませんでした。


(つづく)



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