ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

喜びも悲しみも幾歳月

2024-08-02 | 私事・リタイア・人生

私のNZでの親しい友人の大
半はボランティア先の元仲間
たちで15年以上の付き合い。


60代だった彼女たちは続々と
80代を迎え、鬼籍に入った人
も。40代だった私も60代に。


その中でも最も親しい1人は
今年83歳。本人は高級老人ホ
ームでぴんぴんしていますが
最近61歳の息子さんが心臓に
ステントを入れる手術を受け
たと思ったら、今度は50代の
娘さんに乳がん発覚で手術。


家族の中の初めての経験に友
人も一喜一憂。報告を聞く私
たちもまた然り。何もできな
いながら、軽快を祈り続け、
友人の心身の負担が最小限で
あるよう願い続けています。


もう1人は抜群のユーモアの
センスで仲間うちでも人気の
ムードメーカーなのですが、
最近彼女を心配する声が・・


先週の女子会はたまたま私と
彼女と参加者がたった2人。
その分、じっくり話し込んで
笑いに笑って終わりました。


しかし、店を出て2人でパー
キングの前に立ったとたんに


「クルマをどこに停めたかし
ら。最近覚えていられないの」

と言い出し、みんなの心配を
実感しました。一緒に探した
方がいいのか迷いましたが、


「いつものことだから大丈夫」
と言って本人がスタスタ行っ
てしまったので、それきりに


カードの暗証番号が思い出せ
ないと言って、レジでまごつ
いている彼女のコーヒー代を
2回ほど支払ったことがあっ
たのも急に思い出しました。


喜びも悲しみも幾歳月を経て
共白髪になるのは夫婦だけで
はないとつくづく感じます。


長い間感謝してもしきれない
ほど娘のように可愛がっても
らった身。できる限り彼女た
ちの気持ちに寄り添いたい。


3年前の家の売買の苦労の中
でもずい分助けられました。



「友情は喜びを2倍にし、悲
しみを半分にする」という名
言を、この年になってでやっ
と納得している気がします。



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